交通局の今後3年間(平成27~29年度)の除籍計画が資料より明らかになった。
昨年度に続き都営バスの除籍車の売却の仲介業務の委託が予定されているが、前回が単年度だったのに対し今回は3年間となっており、3年間に仲介する予定の数が書かれている。
詳細は以下の通り。カッコ書きは筆者の推測部分となる。
・平成27年度(A代と入替)…計100輛、うち中型ロング50(H代中型)、大型AT40輛(H代)、CNG 10輛(K代)
・平成28年度(B代と入替)…計105輛、うち中型ロング62(K代中型の大半)、大型MT31輛(H代)、CNG 12輛(K, L代)
・平成29年度(C代と入替)…計105輛、うち中型ロング25(K代中型の残)、大型MT75輛(K代)、CNG 5輛(M代)
また、今年度除籍される除籍(売却予定)車のリストも昨年と同様添付されているが、昨年度も予定と実際の除籍車が色々と異なったため、あくまで予定でしかないことに注意されたい。予定では、H代の三菱(大型MT)を除く全車と、K代のCNGのうち10輛となっている。これ以外で調子の悪い車がいれば、除籍予定車と差し替える展開も十分にありそうだ。
今後3年間でK代までを全廃するということで、L代~はかなり延命(15年以上使用)となると考えられる。ただし、CNGだけはコストやボンベの容器期限もあり、12~13年での除籍なのだろう。これより、[S-1]を除く幕車や富士重ボディの終わりは平成28年度(来年度)となりそうだ。
除籍と入れ替わりに入る新車も気になるところ。中型ロング・CNGの比率が高いため、必然的にはとバス委託車庫の対象車の比率が高くなっている。しかし、Z代までの入り方を見ても、直営に新車が入って玉突きで経年車がはとバス車庫に送られるというパターンが多く見られるため、単純に置き換わるかどうかは一筋縄では行かなそうだ。
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