都営バス資料館

除籍車(H代)の一般事業者向け入札で8輛が落札

先ほどの公営事業者向けの売却と運用開始第一号に続き、公営事業者向けに有償譲渡されなかった車の中から10月30日には民間事業者向けの9輛分の入札が開札となった。対象は日野中型ロング・大型の9輛で、入札不調(辞退)となった1輛を除く8輛が落札され、入札結果が公開された。

落札に参加したのは元々都営バスの中古車を多く導入した羽後交通・福島交通・サンデン交通や以前無償譲渡を受けた夕張鉄道、能登島交通・広島交通・美作協同バス・北海道拓殖バスといった今までとは違う顔ぶれの合計22社が入札に参加した。車によっては1輛に10社以上が参加する激戦となったが、岩手県交通とミヤコーバスの2社が高値をつけて全て落札となり、奇しくも東日本大震災による無償譲渡で送られた2社となった。なお、長期間不調で離脱していたF460や除籍済のH代大型ディーゼル車(H127, 172, 143など)は入札に含まれていない。

除籍車は順次各社に送られて改造の上デビューすると思われる。入札不調やそれ以外の車についても別途入札があるかもしれないが、公営事業者以外にもさっそく活躍の道が開かれたということで今後も期待したい。
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▲F461の運用最終便(H26.7.29) 長らく留置されていたが再就職の見込み

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