KC-LV832L [ノン・AT・IS]
いすゞ初のノンステップ車(KC-LV832L)が臨海に1輌導入された。他メーカーと異なり座席は銀杏模様でなく、CHASSEと同じく青色のモケットになっている。エンジンはトラック用の6HE1型をベースに出力を得るためターボを取り付けた6HE1-TCC型を採用し、ZF社製トルクコンバーター式の直列4段AT車となった。補助ブレーキは排気ブレーキ併用ではなくリターダを使用している。
KC-LV280L [らく・ニー・IS]
大型らくらくステップ車(KC-LV280L)が4輌、うちいすゞボディが小滝橋に3輌、富士重ボディが巣鴨に1輌導入された。いすゞボディの車輌は車内座席配置が異なる程度だが、D294はいすゞの新技術「E&D」が投入された。このシステムは車両にEGR(排気ガス再循環装置)と新型のDPF(黒煙除去装置)を装備したもので、NOxは約20%、 PM粒子状物質)及び黒煙は約20%低減可能なシステムで、それぞれの頭文字を取ってE&Dと名づけている。ただし、平成14年頃には外されており、排ガス対策で酸化触媒が付けられている。
富士重ボディのらくらくステップ車ことD295は、都営バス最後のいすゞ+富士重工の組み合わせでもある。2年ぶりの登場で1輛のみ、唯一のらくらくステップ車という仕様の選択はかなりマニア好みと言える。窓サイズが縦方向に拡大されているのが見た目の特徴となっている。
▲E-D294 [北]
▲E-D294 []
▲P-D295 [北]
▲P-D295[]
KC-LV280L改 [CHASSE・MAT・IS]
蓄圧式低公害車CHASSE (KC-LV280L改)が大塚・巣鴨に計4輌導入された。車内の座席配置見直しにより定員が2名減となっている。特殊な仕様が災いしたのか低公害機能はほとんど使われず、末期はB・C代と同じく機構が撤去されて行灯が埋められた(次ページも参照)。
▲G-D247 []
▲P-D248[]
▲P-D258 [北]
▲P-D258[]
▲P-D259[]
NE-LV288L [CNG]
CNG車(NE-LV288L)が深川・臨海に計12輌導入された。D代の標準仕様では側面方向幕下の窓が固定窓なのだが、CNG車に限っては従来通りの引き違い窓で製造された。ただし、窓レールにストッパーがあり開かないようになっている。また臨海に導入された際、一部車輌で前面局番板を取り付けられずに運行開始した車もあった。
深川に導入された3輌は、優先的に進路が青信号になるPTPSを取り付けた[虹01]専用車として導入され、のちに虹のイラストが車体に描かれた。[虹01]撤退後もイラストはそのままだった。
▲R-D256 [北]
▲S-D261[]
▲S-D261 [北]
▲S-D262[]
▲R-D262 [五]