KC-LV380L [IS]
一般車(KC-LV380L)は富士重ボディのみで巣鴨・深川に計12輌導入された。シャーシも含めモデルチェンジされ、従来の6気筒エンジンから排ガス低減や性能面での優位性から8気筒エンジンに変更になった。ホイールベースの設定も6種類から3種類に整理され、都営バスではK尺→L尺でとなり、車体長は若干だが長くなった。
運転手への配慮として衝撃吸収ハンドルを標準装備したほか、運転席回の機器類もすべて新設計の物に変更された。メーターパネル内の配置も変更になり、ギ アシフト表示窓が付けられ、オレンジの大きい文字で表示するようになった。パネル内はエンジン回転数メーターが取り付けられたほか、バックライトの色も、 今までのU-系で採用されたグリーン系からオレンジ系となった。スピードメータも140km/hまで対応できる物が取り付けられたが、数ヶ月して前モデル で使用された120km/hの物に交換された。しかもその部分だけバックライトが緑色なため、デザインが少々合っていない。シャーシのモデルチェンジにより、ボディも合わせてマイナーチェンジが行われている。日産シャーシの車輌と比べると、側面窓の配置に差がある。
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KC-LV280L [都・ニー・IS]
都市新バス仕様車(KC-LV280L)はいすゞボディで大塚に10輌導入された。富士重とは異なりコーナリングライトが標準装備である。グリーンライナー用初期車P代の置き換えで導入され、全車両ニーリング機能を搭載しており、ツーステップ車ながらも路面・歩道からの乗りやすさを実現した。
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KC-LV880L [リフト・IS]
リフト付き超低床車(KC-LV880L)が小滝橋に3輌導入された。今まで導入されていたフルフラット超低床車U-LV870Lを平成6年度排ガス規制に対応させた車輌であるが、ここ以外には納入例がないと言われている。型式に『改』が付けられているのはリフトを取り付けたためである。変更点といえば、エンジン部分の排ガス規制対応が行われたのと、車体フロントパネル右側に点検蓋を追加した程度である。リフト車はこの代で最後となり、廉価な前中扉間ワンステップに統一されていった。
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KC-LV280L改 [CHASSE]
蓄圧式低公害車CHASSE(KC-LV280L改)が新宿に1輌導入された。この当時各メーカーがこぞって開発していた低公害車の一つである。いすゞは日産・三菱と同じく蓄圧式低公害車を選択したが、蓄圧機能使用時は最高速度が60km/hに制限されることや、高価な販売価格とそれに見合わない回生能力がたたったためか、関東地区のみの市販となり、導入実績も横浜・川崎と関東地区の各交通局だけに限られた。 CHASSÉは「Clean Hybrid Assist System For Saving Energy」の略であり、東京都交通局にの導入された車輌は一般市販車仕様第1号でもある。B代のCHASSEは、C代以降の同仕様車と比較して屋根上に冷房機のコンデンサーが乗っておらず、室内配置も異なっている。軸重の関係で最後部座席が1人分少ないのも特徴(右上)。なお、平成17年度末にCHASSEの設備は取り外されてしまい、「低公害」の行灯も黒無地のものに交換された。
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▲Y-B626 [ア]
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▲C-B626 [き]
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NE-LV288L [CNG]
CNG車(KC-LV288L)が深川・臨海に計10両が導入された。一般車向けのV型8気筒エンジンをCNG用に改造した8PF1型を搭載した。特徴として、燃料計がなくメーターパネル右側にデジタル式の圧力計が設置されているほか、都営バスの場合は排気ブレーキが搭載されていない。導入時は一部の車の前面方向幕両脇が青パネルだったが、後に黒になった。また、床下のボンベの占める体積が増加したため、冷房機器のコンデンサーなどがまとめて屋根上に設置されている。
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