U-LV324K
一般車(U-LV324K)はIKボディが新宿・臨海に計6輌、富士重ボディが巣鴨・深川に計18輌導入された。IKボディはY代と比較するとエンジンカバーの取っ手が増設されている点以外は、目立った変更点は見受けられない。富士重ボディはY代とほぼ同じ仕様で導入されている。
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U-LV224K [都][都・IS][都・ニー]
都市新バス仕様車(U-LV224K)が大塚に14輌導入された。X代で導入されたのとほぼ同じ仕様で導入されているが、Z341・343~345はいすゞが実用化したアイドリングストップ装置の試作車、Z346・347はニーリング装置の試験車となっている。
アイドリングストップ対応車は廉価で低公害を実現する目的で試験的に導入することとなった。このシステムで一番の問題点はバッテリーである。エンジン停車中は車載バッテリーでサービス電源・セルモーター動作を賄うためだが、元々都営はメーカー標準仕様よりも大容量のバッテリーを採用していたため、問題なく対応可能だった。エンジンのセルモーターについては強化版が採用されたほか、システム用の制御盤搭載のため、リア部分に設置しているコンソールボックスのサイズが大きくなっている。導入当初はエンジンを停止→再始動した際に次停留所表示機が[系統選別中]と表示されリセットされてしまう事もあり、後に追加のサブバッテリーをエンジンルーム内に搭載するようになった。
ニーリング(車高調整装置)については既存の超低床車で採用した扁平タイヤを採用することで車高が約40mm低くなり、地表面からステップまでの高さも低くなった。しかし、フロントオーバーハング部分の道路面とのクリアランスが低くなることで、坂道のアプローチ部分や車庫への出入り時の歩道面と干渉することも考えられた。特に[都02]では、文京区役所脇の真砂坂は緩和勾配がなく、都営12号線(大江戸線)の工事で道路が凹凸となることも考えられたため、前扉の第1ステップ高さを扁平タイヤ装着の低床車標準の275mmから310mm僅かに上げてクリアランスを確保し、第2・3ステップの高さを標準の240mmから225・220mmへ変更し、ステップの段差を低くした。同様に、中扉も第1~3ステップが315・250・255mmに変更している。偏平タイヤとステップ高の微調整により車体や車内の構造も少し影響を受け、車体のフェンダーアーチ形状が変わり、床面には微妙な傾斜が付けられている。さらに室内タイヤハウスの床面からの出張りサイズも高さ約5cm、前後方向に約6cm短くなり座席への着席しやすさも向上した。
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U-LV870L改 [リフト]
リフト付き都市型超低床車(U-LV870L)が臨海に3輌導入された。仕様はほぼY代と共通。
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▲V-Z370[]