U-HT2MLAA
一般車(U-HT2MLAA)が品川・目黒・葛西に計21輛導入された。基本的な部分では平成３年度導入のＸ代の流れをくみ､車内部分も前年度導入のＹ代一般車の最終導入仕様と変化がなく､実質的には同じ仕様の車両とも言える。特徴的な車としては､Z305がある。葛西に配属され､その時代にDPF（黒煙除去装置）が現車に試験装備され､試験は長期にわたり行われた。現在の後付改造DPFにはその成果が反映されている。
また､青梅支所の路線では朝夕ラッシュ時の混雑が酷くなったため､最初に導入した中型車Ｎ代の廃車代替として大型車の青梅仕様車143が導入された。都区内仕様車と比較すると、中扉は引き戸を採用､バスロケアンテナの装着なし､側面方向幕は中扉直後に設置､運転手と通話できるインターホンが中扉そばに取り付けられている､中扉下部に巻き込み防止柵設置、前扉手すり形状の変更と言う変更点がある。なお整理券方式になってから入った大型車はＺ代が初めてのため､初の大型車による青梅仕様の車となった。
▲W-Z245 [塩]
▲D-Z246 []
▲W-Z302 [塩]
▲D-Z305 []
U-HU2MLAA [都]
都市新バス仕様車(U-HU2MLAA)が杉並に1輌導入された。運用増加に伴う台数調整で導入された。この車輌もＸ代都市新バス仕様車をベースに､フォグランプの角形などの変更が行われている。なお､この車が日野車の純粋な都市新バス仕様の最後の車となった。
▲D-Z348 [塩]
▲V-Z348[]
U-HT2MLA改 [HIMR]
低公害HIMR車(U-HT2MLA改)が杉並に12輌導入された。前年度のＹ代が都市新バス仕様車で導入されたのに対して､一般車仕様で導入された。Ｘ･Ｙ代と年を重ねるごとに改良が重ねられており､試作車であるＸ代に比べると若干の軽量化が図られている。車体・内装等はディーゼル車と同じだが､電気式ハイブリッドバスゆえ､運転席側側面に蓄電用バッテリー用の通風口が設置されている。
▲B-Z320 []
▲D-Z320 [塩]
▲D-Z321 [塩]
▲D-Z322 []
▲Y-Z322[]
▲V-Z323[]
▲V-Z324[]
▲V-Z325[]
▲V-Z325[]
▲V-Z326[]
▲V-Z326[]
▲D-Z327 [き]
▲V-Z327[]
▲D-Z328 [塩]
▲V-Z328[]
▲B-Z329 []
▲B-Z330 []
▲D-Z330 []
▲D-Z330 [塩]
▲D-Z331 [塩]
HU2ML [リフト]
リフト付き都市型超低床車(HU2ML改)が目黒に3輌導入された。[都06]都市新バス『グリーンエコー』(渋谷駅～赤羽橋～新橋駅）の増車用として､Ｙ代で品川に導入されたものにヘッドマークを取り付けた仕様で導入された。
▲B-Z371 []
▲M-Z371[]
▲B-Z372 []
▲B-Z373 []
U-RU2FTAB [観光]
貸切車(U-RU2FTAB)が品川・新宿・大塚・南千住・江東に1輌ずつ導入された。セレガのハイデッカー仕様で､車内も11列仕様と標準的な仕様で導入されている。仕様の変更点としては､フィンガーコントロールトランスミッションになり､エンジンルームに火災報知センサーが取り付けられた。また､後方確認のためバックアイカメラが採用されて運転席にモニターテレビがついたほか､レーザーディスクからシンセサイザーカラオケに変更され､車輌中央部にも14インチのテレビが増設された。
都営の貸切車らしい点は､後部座席とリアウインドウの間に乗降中表示器が取り付けられている点で､他事業者の貸切仕様車ではまず見かけられない装置である。平成7年以降､効率化のために長い間合計21輌だった貸切車の減車が少しずつ行われ､平成14年以降はＺ代の5輌だけになった。この数字は貸切事業を営める必要最低限の数でもある。これと同時に配置も集約化され､渋谷と南千住だけの配置となるように転属した。
▲K-Z010[]