都営バス資料館

S代(S62)-総括

総括 いすゞ 日野 三菱 UD S代データ

特徴

 前期分は一般車のS100~156・886~899・800~837で、昭和62年6月中旬から7月上旬にかけて導入された。後期分は都市新バス車だけとなるS200~264で、グリーンアローズのうち[都03][都04]の開通と同じ昭和63年3月に導入された。
 前期導入の一般車は杉並・青梅・早稲田・練馬・千住・青戸・江東・深川を除く12の車庫に101輌が、後期導入の都市新バス仕様車は都市新バス第三弾「グリーンアローズ」用として、杉並[都03]に34輌、江東[都04]に15輌、渋谷に[都01]増車分として2輌が導入された。これにより都市新バス仕様の車で4メーカーが出揃ったことになる。これらの都市新バス車から、床の板張りが先行的に廃され、コイン型の凹凸がついたゴム製マット状のものになった。
 この代からワンマン構造要件で「自動扉」文字と「ワンマン」表示板は削除されたため、これに合わせて前中扉ガラスの「自動扉」表記が省略され、前面「ワンマン」表示板も廃止された。また、運転席にシートベルトが取り付けられた。さらに後期代の都市新バス仕様車よりステップ踏み板を軽合金とし、上述の通り床板にコインマットを貼ったほか、優先席を通路側に若干傾け(8.5°)着席がしやすいように変更した。また、視認性の向上や電球の交換等メンテナンスの問題があったため、後部「乗降中」表示灯を液晶表示・LED表示のタイプに変更し、試用を開始した。
 貸切車は1輌だけ存在したC代の置き換えとして三菱が1輌導入された。
 特定車は数多く在籍していた初期型のB代の代替時期にあたり、日産ディーゼルを除く3メーカー21輌が導入された。

初期配置

メーカー 車体 型式 備考 A
品川
M
目黒
B
渋谷
C
新宿
D
杉並
W
青梅
E
小滝
T
早稲
F
練馬
G
大塚
P
巣鴨
N
北 
H
千住
K
南千
Z
青戸
L
江東
R
臨海
V
江戸
S
深川
総計
いすゞ IKC P-LV314K 7 14 21
P-LR312J 中型 7 7 14
P-LV314K 特定 2 1 1 4
富士 P-LV314K 7 7
P-LV314K 特定 3 3
いすゞ 集計 9 8 7 10 15 49
日野 日野 P-HT233BA 7 7
P-HU233BA 34 34
P-RJ172BA 中型 9 10 19
P-HT233BA 特定 1 1 3 3 1 9
日野 集計 10 11 37 3 8 69
三菱 新呉羽 P-MP218K 7 7
P-MP218K 2 2
P-MK116J 中型 19 19
P-MP218K 特定 2 1 1 4
P-MS713S改 貸切 1 1
三菱 集計 12 1 20 33
日デ 富士 P-U32K 7 7
P-UA33K 15 15
日デ 集計 7 15 22
総計 10 11 12 9 37 3 8 7 10 7 1 20 15 15 8 173

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