いすゞ+富士重5Eボディは、中扉4枚折戸となるT代ばかりが集中的に移籍した。茨交に6台・茨城オートに2台と多く移籍し、茨交通移籍車はこのうち5 台が茨大前に集中配置された。長生きした車もおり、2197号車はは元西武や自社発注車の5E よりも長生きし、茨交最後の5E として東京近郊で見られることから雑誌等でも取り上げられて注目されていた。
なお、T代からの仕様となった中扉4 枚折戸車は、茨交移籍時に半開スイッチを設置。このスイッチをON にすると片側だけ開けて乗車扱いを行うことができるが、整理券不要の起点ターミナルやシャトルバスではスイッチをOFF にしてドア全開にして、ラッシュ時に威力を発揮することができた。
44号車は平成14(2002)年頃に、タクシーなどで見られるホイールカバーを用いた広告(タイヤと一緒に回らずに天地が維持されるもの)が試験導入され、非常に特異な外観となった。ただしホイールナットの日常点検ができないなどの不都合が大きく、正式導入されずにほどなく撤去され、元の姿に戻った。