都営バス資料館

都営バス移籍車動向:令和元(2019)年秋

令和元(2019)年9月~11月頃の元都営バスの新規登録動向を中心に紹介しよう。
→令和元年夏の動向
→平成31年春の動向
→平成30年秋冬の動向
→平成30年夏の動向
→平成30年春の動向

この時期は水害による福島交通への無償譲渡が大きなトピックだろう。久々の都営塗装のままで移籍した元都営バスとなった。
※元局番については独自調査のため、元局番を含めた表の内容を利用される場合は出典の明記を願います

羽後交通

羽後管内各地に散発的に登場している元都営のHRのうち、大曲・横手・湯沢に追加で1台ずつ登場した。

▲秋田200か1441 [ほーえい]

羽後交通 大曲 秋田200か1435 KL-HR1JNEE L632 R1.9登録
羽後交通 本荘 秋田200か1451 KL-HR1JNEE L697 R1.11登録
羽後交通 湯沢 秋田200か1441 KL-HR1JNEE L758 R1.10登録

新常磐交通

L代HRが追加で3台移籍した。

事業者 社番 登録番号 型式 元局番 備考
新常磐交通 いわき200か789 KL-HR1JNEE L670 R1.10登録
新常磐交通 いわき200か791 KL-HR1JNEE L671 R1.11登録
新常磐交通 いわき200か780 KL-HR1JNEE L774 R1.9登録

福島交通

 2019年の台風19号により大きな被害を受けた福島交通に、都営バス11台が11月に無償譲渡の発表があった。
11月上旬には4台がさっそく福交整備に到着、簡単な改造を経て同月中に再デビューした。除籍から再登録までは最短1ヶ月程度と再デビュー最短記録ではないかと思われる。
車内外ともにほとんど都営時代のままの見た目で、運賃箱は簡易なものを取り付けている。全線均一で暫定運行している大槻車庫~休石・祇園や、希望ヶ丘~逢瀬荘といった郊外のローカル線にて運用されていた。
これ以外にも、前年度除籍分のK代の三菱車についても順次、急ピッチで郡山に登場した。郡山210あ7082以降は塗装風のラッピングとなっており色合いが異なり、屋根上の塗装は都営時代のままとなっている。




▲郡山210あ7082, 7088(Yoshitaka), 7091(臨海快速)
郡山210あ7090, 7091は臨時運行の期間は方向幕をつけて固定表示で運行した

事業者 社番 登録番号 型式 元局番 備考
福島交通 郡山210あ7077 K508 R1.10登録
福島交通 郡山210あ7078 K530 R1.10登録
福島交通 郡山210あ7079 K531 R1.10登録
福島交通 郡山210あ7082 K536 R1.11登録
福島交通 郡山210あ7083 K537 R1.11登録
福島交通 郡山210あ7084 K541 R1.11登録
福島交通 郡山210あ7088 L714 R1.11登録
福島交通 郡山210あ7089 L715 R1.11登録
福島交通 郡山210あ7090 L701 R1.11登録
福島交通 郡山210あ7091 L710 R1.11登録

茨城交通

20数年ぶりとなる茨城交通の元都営が登場。茨大前所属で、管内各系統に入っている。みんくるモケットはそのまま。

▲[ねすぎ]

茨城交通 茨大前 水戸200か2106 KL-LV280L1改 K487 R1.9登録

三重交通

K代三菱が1台桑名に登場した。相変わらずのラッピング車となっている。


▲三重200か1612[ほーえい]

三重交通 桑名 2356 三重200か1612 KL-MP37JK K506 R1.11登録

サンデン交通

K代三菱が1台新下関所属で追加登録された。

サンデン交通 新下関 下関230あ5248 KL-MP37JK K523 R1.10登録

長崎県交通局

L代の元六本木ヒルズ専用車が追加で2台登場した。これで3台いずれも長崎県交通局に移籍し、矢上配置となった。


▲長崎200か1322

長崎県交通局 矢上 5E62 長崎200か1323 KL-MP37JM L662 R1.9登録
長崎県交通局 矢上 5E61 長崎200か1322 KL-MP37JM L662 R1.9登録

熊本バス

1台のHRが追加で登場した。中央営業所所属となっている。


▲熊本200か1632(浜庵)

熊本バス 熊本200か1632 KL-HR1JNEE L768 R1.9登録

平成コミュニティバス

おまけ:
平成エンタープライズでスクールバス等に使われたG代特定車が、長らくの離脱を経て11月に自家用ナンバーで再登録された。平成コミュニティバス名義となっており、詳細調査中。

都営バスの"非公式"総合ファンサイト。

※趣味的な事柄に関する現場(営業所等)への問い合わせは
 業務の大きな迷惑になりますので、お止め下さい。
Return Top