Y代車が5輛移籍した。地元新聞社の報道によると当初は10輛導入予定だったようだが、平成16(2004)年の都営バス移籍車流通中止に伴い予定より縮小し、以降は川崎市交通局や国際興業バス、京浜急行バスからの移籍となった。
都営バスのいすゞ+富士重工ボディは、北海道ではくしろバス以来の珍しい存在だた。車輛導入費用抑制のため改造も必要最小限にとどめられたが、移籍に際して車外スピーカーの移設が行われて元々の場所には蓋がされたほか、側面方向幕が小型とはいえフル
ドットLED を取り付けるため、非表示エリアの目張りが行われた。
300 号車と301 号車は車体上半分のアイボリーが苫小牧市交通部のアイボリーではなく、都営のアイボリーに近い色であった。道南移籍後は、新たに800 番台の社番が与えられたものの塗装はそのままとなったまま活躍しており北海道の車の中ではかなり長生きとなっている。