関鉄は大型車の低コスト導入や冷房化率の向上などを目的として、平成初期の頃より移籍車を導入し始めていた。移籍車には9000 番台の車番が与えられ、、都営からは平成6年に初の移籍となった。最初の都営移籍車は、[ 都01](渋谷駅~新橋駅) を走った初代都市新バス仕様で、いずれも土浦に配属された。
移籍に伴い特徴である方向幕周囲の青色を黒色に塗り、行灯を鉄板で塞いた。また、車外スピーカーは移設し、背面幕は関鉄標準サイズの表示に交換。中扉は四枚折戸ののうち前半分を締切とし、後ろ
のみ動かしていた。
初代都市新バス仕様車は33輛いたが、移籍例は弘南・羽後と関鉄のみだった。東京から近いことから当時のバスファンにも注目されたが、21世紀に入る頃には廃車になった模様。