いすゞの中型は日野より好まれたのか、羽後交通への移籍例が目立つ。特に八王子に配置された初代のN代車は7台全部が羽後交通に移籍した。これ以外には、R, S代が3台ずつ登場している。592号車のようにローカル線向けのフリー乗降用にスピーカーを搭載した車も存在する。
N代とR, S代では側面方向幕の位置も違うポイント。同じN代でも、タイヤ上の側面モールの有無・屋根上スピーカーの有無・前中扉の塗装(車体色・黒色)など見た目のバリエーションは多彩だ。なお、いすゞ中型はR代までがロッドシフト、S代~がフィンガーシフトとなっている。長生きした個体は少な目で、最後まで残ったのは892号車で平成25年夏頃に引退となった。
N811秋田22い609