沖縄本島のさらに南西、八重山郡竹富町の西表島で運行を行うバス事業者。都営バスからは平成16(2004)年から計5 台が移籍し、最西端・最南端の元都営バスとなった。
それまでの路線・貸切車が三菱車多数だったこともあり、元都営も三菱車が選ばれた。トレードマークのヤマネコが宣伝にも描かれている。
前扉で乗り降りのため中扉は使われず、前面以外の方向幕は撤去している。当初の2台は前面幕が既存の車のサイズを取り付けているため、非常に小さくなっているのが見た目の特徴。
平成17(2005)年頃に移籍した2台は、都営時代の方向幕サイズのまま使われた。ただし活躍の時期は短く、路線が海岸沿いを走ることから塩害による劣化が早いのか、元都営は平成21(2009)年に引退している。
平成18(2006)年には目立つピンク色の塗装車が1 台登場したが、これも元都営バスである。東京のイオン東雲の送迎で使われた東陽の車が退役後、西表島までやって来たもの。こちらは活躍の期間は短く、平成21(2009)年に引退した。