車庫の概要
廃止時の系統一覧(S62.5)
系統番号 |
枝番 |
起点~主たる経由地~終点 |
運転日 |
備考 |
新小20 |
甲 |
東新小岩3~新小岩駅北口~上一色~一之江橋西詰~一之江駅 |
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京成と共同運行 |
乙 |
東新小岩3(←新小岩駅北口←上一色、東新小岩4→)一之江橋西詰~一之江駅 |
平土朝 |
新小24 |
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篠崎駅~一之江橋西詰~京葉交差点~新小岩駅北口~東新小岩4 |
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折 |
篠崎駅→一之江橋西詰 |
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折 |
一之江橋西詰~京葉交差点~新小岩駅北口~東新小岩4 |
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上26 |
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今井~一之江駅~松江~亀戸駅~業平橋駅~根津駅~上野公園 |
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今井~一之江駅~松江~亀戸駅 |
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新小27 |
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春江町終点~一之江駅~松江~菅原橋~新小岩駅北口~東新小岩4 |
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出 |
今井→一之江駅→松江→菅原橋→新小岩駅北口→東新小岩4 |
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出入 |
今井~春江町終点 |
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新小29 |
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葛西駅~一之江駅~一之江橋西詰~新小岩駅北口~東新小岩4 |
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折 |
葛西駅~一之江駅~一之江橋西詰 |
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折 |
葛西駅~一之江駅 |
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折 |
一之江駅←一之江橋西詰←新小岩駅北口←東新小岩4 |
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基本データ
住所 |
〒132 江戸川区江戸川4-3 |
開設期間 |
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交通機関 |
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基本配置 |
旧基本車種:日産ディーゼル |
沿革
年月日 |
できごと |
S43. 9.29 |
トロリ・/td> |
S46. 3.18 |
江戸川自動車営業所今井支所に所管変更 |
S62. 5. 5 |
廃止、臨海営業所に統合 |
歴代所管一覧
年月日 |
所管開始時の区間 |
所管開始 |
所管終了 |
備考 |
601→上26 |
今井~上野公園 |
S43. 9.29 |
S62. 5. 4 |
→移管(臨海) |
141→新小24 |
東新小岩4~今井循環 |
S44.10.20 |
S62. 5. 4 |
→移管(臨海) |
77→新小27 |
東新小岩4~春江町終点 |
S46. 3. 7 |
S62. 5. 4 |
→移管(臨海) |
新小29 |
東新小岩4~葛西駅 |
S50.12. 7 |
S62. 5. 4 |
→移管(臨海) |
新小20 |
東新小岩3~一之江駅 |
S62. 1.14 |
S62. 5. 4 |
→移管(臨海) |
車庫の歴史
トロリーバスは、架線から供給される電気によって走るバスで、路面電車よりも自由度が高く、環境にも優しいとして自動車と電車の良いところどりをして全国各地の大都市で走った交通機関であるが、実際は当時の状況では悪いところどりであり、早々と廃止されてしまっており、現在では立山黒部アルペンルートに残るのみである。そのトロリーバスの幹線101系統(上野公園~今井)を受け持っていたのが前身の今井無軌条電車営業所である。
トロリーバスの廃止に伴い、戸山・昭和町・今井の3つの車庫は代替バス運行のため、全てバスの車庫に転用された。昭和46年に戸山が移転、昭和55年には昭和町が廃止された後の、最後まで残った元トロリーバス車庫でもあった。
開設から一貫して、代替バスである[上26]を担当していたが、それ以外にも東新小岩発着の系統群を持っていた。いずれも今井や一之江を発着する路線ばかりであり、今井の担当のほうが効率が良かったということだろう。最末期には、京成との相互乗入路線[新小20]も担当していた。
ちなみに、トロリーバスの車庫をそのまま転用したこともあって、車庫構内には架線を吊るすための金具などがそのまま残っていたという。
しかし、新大橋通りの延長予定地に今井支所があったことから、江戸川営業所とともに臨海町へと統合移転することが決定し、昭和62年5月をもって閉所した。敷地の一部は[上26]を亀戸駅で分割した[亀26]の折返場として使っているが、残りの用地は道路用地に使われ、ターミナルの座も隣の停留所である一之江駅に譲り、かつての面影を示すものは少ない。唯一、[亀26]が今井発着で残り、今井発の始発が5時台と非常に早いことが代替バスであることの名残をとどめるのみである。
なお、臨海に統合される直前、北営業所のいすゞ車と今井支所の日デ車40台余りをトレードするという大規模な車両移動があった。志村廃止で日デの割合が増えた北のいすゞ車を、いすゞ主体の江戸川を母体とする臨海に移すための異例の措置だった。