都営バス資料館

学05

[学05]←[55]

担当営業所

練馬支所

運行区間

系統 区間 距離 備考
目白駅→日本女子大→日本女子大(豊明小学校)→目白駅 3.256km 平土のみ
折返 目白駅→日本女子大→日本女子大(豊明小学校)→目白駅 平土朝のみ
出入 練馬車庫~目白駅

年表

系統 年月日 営業所 距離 概要
55 S27.7.1 練馬 1.593km 目白駅~日本女子大が開通
55乙 S36.9.25 練馬 2.378km 目白駅~独協学園が開通
学05乙 S60.3.30 練馬 *** 目白駅~独協学園を廃止
学05 H30.4.1 練馬 *** 目白駅~目白駅に循環化(書類上)

路線概要

atozf_002  目白駅~日本女子大をノンストップで結ぶ。距離は僅か1.6kmと、本線の系統の長さでは都営バスの中で最も短い系統となっている。平日・土曜の朝~夕方のみ運行で、全区間で一般路線と並行し通学用途に特化していることから、学休期間中は長期運休となるのが特徴である。

路線紹介

この路線が発車するのは、駅から少し歩いた文教地区の閑静な所のバス停からである。停留所名はここも目白駅前だが、副名称として「川村学園前」が付され区別されている。この目白駅前(川村学園前)が始発なのは[学05]以外に[白61]ホテル椿山荘東京があり、そして[白61]本線もこの停留所に停車するが、停留所ポールは[学05]と[白61]は別に立てられている。
目白駅前を出発すると、次は終点の日本女子大前。実に通学バスらしいノンストップ運転で目白通りを快走していく。停まらない途中停留所でバスを待つ乗客も、バスが来たと思ったら、系統と行先表示を見て落胆するのは日常の慣れっこといったところか。
 そんな[学05]の利用客と言えば、日本女子大へ通学する女子大生と日本女子大附属小学校へ通学する児童たち。このような例では、下校バスとしてほぼ男子禁制の[学03急行](東京女学館→渋谷駅)が思い浮かぶが、こちらは誰でも利用出来る点が大きな違いである。
さらに「f-campus」システムという、近隣して立地する日本女子大・学習院大学・学習院女子大学・立教大学・早稲田大学の5大学間における学部レベルの本格的な単位互換制度システムが2001年度から導入されており、5大学の学生は、各大学提供科目の中から履修希望科目を登録し、修得した単位を所属大学の卒業単位に組み込むことが可能となっている。[学05]に男子学生が乗っている姿を見かけたら、この制度の利用者かもしれない。
さて、バスはまもなく日本女子大前に到着。キャンパスの奥まで入るわけではなく、校門からちょっと入ったところまでであるが、バス停が立っているのは紛れもなく「女子大」の構内である。
 なお、目白駅方面のみ日本女子大の向かいに「日本女子大(豊明小学校)」停留所があり、[学05]はそちらにも停車する。詳しくは後の項を参照のこと。

歴史

 昭和27年7月に開通した6番目の学バスである。既に東大・早大・青山等への学バスが走っており、運賃が一般路線の半額ということで学生からの支持を得ていた。
 
日本女子大は日本初の組織化された女子高等教育機関として明治34(1901)年に創立され、昭和23年に新制大学となった。敷地は創立時より目白台の現在地にあり、国電最寄りの目白駅、都電の江戸川橋のいずれからも微妙に離れていたことから、バスの活躍する余地が大きい立地であった。
 開通当初から目白駅~日本女子大ノンストップなのは変わりなく、出入庫を目白駅~練馬車庫で全便運転しているのも変わりない。古参車が運用に入ることも多かったが、近年はハイブリッドノンステップバス
がまとめて運用に入っているのを多く見かける。まだ新しい方の部類だが、アップダウンも少なく遅れの発生しにくい路線にまとめている、ということだろうか。

[学05乙]

 本線を姉とするならば、かつて弟がいたと言うべきか。昭和36年から60年まで、[学05乙]目白駅~独協学園が運行されていた。姉の方はしっかりとダイヤを組んでいたのに対し、弟は一月ほど前に、学校からの事前要請に基づいて時間帯ごとの所要台数を決定するというフレキシブルな形態だったようだ。満員になったら発車という体制のため決まったダイヤはなく、もちろん時刻表掲示はなし。学生にとってもフレキシブルすぎて、乗り場に行ったらバスがない、バスに乗れたら満員になるまで出ないので時間が読みにくい、と使い勝手は今一つだったようだ。
 路線図上では「目白駅-日本女子大-獨協学園」のように描かれる例が多かったが、実際は目白駅~日本女子大と目白駅~獨協学園がノンストップでそれぞれ運行されていた。
 学バスと一般系統との運賃格差が大きかった時代はこれでも良かったのだろうが、地下鉄有楽町線が開業し、運賃改定で格差が狭まってくるに従い利用客は減少。昭和60年3月に廃止された。
 終点は校舎の正門を入ったところ、校舎の正面玄関入口の脇にポールが建っていた。一般客の乗車はかなり難しかったと思われる。現在は校舎も建て替わり、当時の面影を探すことは難しい。

日本女子大豊明小学校

 朝方に目白駅から乗ると日本女子大が終点のはずだが、そこで降りない制服姿の小学生たち。何かと思っていると、日本女子大の正門を出て、女子大の向かいにある「日本女子大(豊明小学校)」の停留所に停車して降りて行く。小学校は停留所の目の前で横断歩道もあるのだが、児童の利便性を図って2回停車している。[白61]本線の日本女子大とはわざわざ別にポールが建っているのが面白い。
 なお、復路のみ停まる日本女子大(豊明小学校)であるが、これがいつからあったのかは定かではない。少なくとも30年以上前であるが、路線図には日本女子大とひとくくりで記載されることもあり、まず気付かない停留所であった。現在はネットでの系統運行案内にも別建てで書かれるため、昔よりは気付きやすくなっている。

日本女子大→目白駅

 目白駅発の時刻表と日本女子大の時刻表を見比べると、朝を中心に日本女子大発の本数が少なくなっている。一部は回送で帰っているのかと思いきや、[白61]として日本女子大(目白通り上)→目白駅を営業運転している。ノンストップよりは各停のほうが集客できるということだろうか。長らく時刻表には載らない幻の便となっていたが、ここ数年で掲載されるようになった。
なお、目白駅までの各停留所の時刻表には、[白61]の本線及び椿山荘区間便の他に、[学05]から化けた[白61]目白駅行きの時刻が別立てで掲載されている。わざわざ別立てにしているのは、学休期間中は運休するためである。なお、最近になって日本女子大構内発ではなく、[白61]本線と合流する高田一丁目から営業するように改められた。

入試臨

 日本女子大の入試日には、朝に受験生が殺到するため臨時バスが運行される。[学05]を増発するのかと思いきや、[学05]は全便運休となり、代わりに目白駅~日本女子大の貸切バスが練馬以外の近隣の営業所からもバスを集めて運行される。入試期間中は構内部外者立入禁止となるため一般系統として運行させるわけにもいかず、この期間中は受験生と豊明小学校児童のみ利用可能となる。

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