都営バス資料館

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[二階01]

担当営業所

南千住営業所

運行区間

系統 区間 距離 備考
上野広小路~浅草雷門 2.700/ 4.600km

年表

系統 年月日 営業所 距離 概要
二階01  S56. 4. 1 南千住 2.700/4.600km 上野広小路~浅草雷門が開通。台東区より運行を委託される
二階01  H13. 3.30 南千住 *** 上野広小路~浅草雷門を廃止

路線概要

atozk_256 atozk_257  観光用の二階建てバス路線。上野と浅草を結ぶ短距離系統で、浅草では折り返すところがないため浅草寺のある一角を回っていた。
 観光系統ということもあるのか、他の上野広小路は他の上野松坂屋発着の一般系統と分離されており、上野広小路交差点の北側から発車していた。広小路を発車すると中央通りを進み、次は上野駅に停車する。そこから浅草通りを進み、途中停留所は通過となる。寿町で左折し、浅草一丁目で右折して雷門前の通りに入ると「浅草雷門」。ここで乗客が入れ替わる。
 浅草地区で折り返せないため、大回りして上野に戻るので浅草発に乗ったほうがお得かかもしれない。右手に吾妻橋と浅草松屋を見ながながら左折、浅草松屋・東武浅草駅前となる。門の両側に増長天・持国天を祀る二天門を左に見て、言問通りを左折。観光の案内放送も流れる中浅草寺の裏手に入り、浅草三丁目に停車する。花やしきや浅草寺境内にはこちらも便利だ。
 西浅草三丁目を左折して国際通りに入り、浅草ビューホテルや公園六区の繁華街を眺めながら浅草寿町を右折し、あとは往路と同じ経路となる。なお、上野駅の浅草方面と浅草三丁目は乗車専用、上野駅の広小路方面は降車専用となっている。

歴史

 子供向けの絵本にも載り、観光ガイドにも載っていたという意味では、ある意味日本一有名だったかもしれない上野~浅草二階建てバス。観光振興のために昭和56年から運行を開始したもので、真紅の色をまとった目立つバスは開通当初はたいへんな人気だったという。西ドイツのネオプラン社の車輛を導入し、車輛購入等の経費は台東区が負担し、車輛設計と運行管理を交通局が行うことになった。
 毎日運行で、運賃は開業当初は大人200円、末期は250円と他系統よりも高めに設定されていた。一日乗車券の類では乗れないというのも特徴だろう。地元側は一般路線と運賃を同じにしてほしいと要請したが、地元客が二階バスに移行するのを恐れて一般系統より高くしたようだ。
 平日は完全30分間隔、土曜はほぼ20分間隔、休日は日中のみ15分、他20分間隔と需要にあわせたダイヤになっていた。
 当初は3輛で隅田川の桜並木から「さくら」、入谷の朝顔市から「あさがお」、浅草寺のほおずき市から「ほおずき」が揃い、昭和63年度に1輛増車されて夏をイメージした「ひまわり」が登場した。初期車は平成4~6年度に置き換えられて二代目になったが、平成4年度の2輛は青色となった。平日の2輛運行日や休日の4輛運行日は赤・青を交互に運行するようになった。
長らく同じ区間を走り続けたバスも、設定の陳腐化もあり乗客減少という波には逆らえなかった。開通の翌年には100万人、平成2年3月には累計乗客が500万人を越えたが、平成2年度は年間50万人いた乗客も平成11年度には29万人にまで減ってしまっていた。この年度で累計900万人を突破したが、初の赤字に転落したこともあり、台東区は観光振興の目的が果たされたとして廃止を決定、平成13年3月31日をもって営業を終了した。なお、最終日の3月31日は無料運行のサービスデーとして運転したため、営業運転自体は30日が最終となった。最終日はあいにくの雨となったが、午前中にさよなら式典を挙げ、特別にヘッドマークをつけての運行となった。
同様に特別区から委託されて特別車両で運行していた路線としては、銀ブラバスや江戸川区の二階建てバスもあったが、平成12年前後に相次いで廃止されている。

初代二階建てバス

atozk_266 ▲当時の絵葉書より
 上野~浅草を走った初めての二階建てバスは昭和56年のことではなく、それ以前の昭和53年10月15日~11月16日にも運行されていた。
 台東区・上野浅草の商店街連絡協議会が浅草寺開祖1350年を記念して浅草~上野間を企画運行したもので、オーストラリアで使われていた昭和47年式のレイランド社二階建てバスを中古輸入した。車高が4.3m、最大傾斜角度が34°と車輛の保安基準を超過していたものの、認定緩和を申請し、国内初のナンバープレートを取得した二階建てバスである。交通局南千住営業所が運行管理を引き受けることになり、3年後に本格開通となる二階建てバスにも大きな影響を与えた記念碑的なバスであるとも言える。運行後は東京八王子のサマーランドに移り、「ロンちゃん号」「ドンちゃん号」として活躍した。

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