都営バス資料館

北営業所

車庫の概要

 王子駅を中心に、北区の都営バスエリア(京浜東北線の東側)を担当する。輸送効率のよい路線が多く、短距離の路線も多いが、唯一王子駅と関係なく山手線の内側まで大きく入り込む[東43]も担当している。王子駅から豊島五丁目団地の区間は北営業所の独占ドル箱区間である。

所管系統(H30.4)

系統番号 枝番 起点、経由地、終点 備考 キロ程(往) キロ程(復)
王40 池袋駅東口~西巣鴨~王子駅~豊島5団地~荒川土手~西新井駅 11.090 11.010
甲折返-1 王子駅→豊島5団地→荒川土手→西新井駅 6.850
甲折返-2 池袋駅東口←西巣鴨←王子駅←豊島5団地←荒川土手操車所 7.630
甲折返-3 池袋駅東口~西巣鴨~王子駅~豊島5団地 ★深夜02 5.990 5.830
甲折返-4 豊島5団地~荒川土手~西新井駅 5.100 5.180
甲折返-5 宮城2→荒川土手→西新井駅 4.650
甲出入-2 池袋駅東口~西巣鴨~王子駅(←溝田橋交差点)~北車庫 6.970 6.860
甲出入-1 北車庫~王子駅~豊島5団地~荒川土手~西新井駅 9.580 9.660
王子駅→豊島5団地→江南中学校→宮城都営住宅→豊島5団地→王子駅 5.930
丙折返 宮城2→江南中学校→宮城都営住宅→豊島5団地→王子駅 3.020
出入 王子駅~北車庫(王41出入)
王41 王子駅~王子5~新田橋~新田2~新田1 3.803 3.803
折返 王子駅→王子5→新田橋→新田2 平夜 3.203
出入 北車庫~王子駅 2.730 2.730
東43 丙折返-1 江北駅~荒川土手~小台~田端駅~駒込病院 7.260 7.360
甲-1 荒川土手操車所→小台→田端駅→駒込病院→御茶ノ水駅→東京駅北口 12.290
甲-2 荒川土手←小台←田端駅←駒込病院←御茶ノ水駅←東京駅北口 12.110
甲折返-1 荒川土手操車所→小台→田端駅→駒込病院 6.070
甲折返-2 荒川土手←小台←田端駅←駒込病院 5.970
甲折返-3 荒川土手操車所→小台→田端駅 5.050
甲折返-4 荒川土手←小台←田端駅 4.950
甲折返-5 豊島5団地~小台~田端駅~駒込病院 平土朝のみ 5.170
甲折返-6 向丘2→御茶ノ水駅→東京駅北口 5.480
甲折返-7 豊島5団地←小台←田端駅 平土朝のみ 4.150 4.150
王45 王子駅~王子5~新田橋~小台土手上~千住桜木~北千住駅 9.815 9.745
折返 王子駅~王子5~新田橋~小台土手上~千住桜木 花火大会時のみ 8.145 8.145
里48 日暮里駅~熊野前~江北6団地~足立流通センター~見沼代親水公園駅 10.810 10.990
折返 日暮里駅~熊野前~江北6団地 6.480 6.660
-2 日暮里駅→熊野前→江北6団地→加賀団地→加賀→江北6団地→熊野前→日暮里駅 17.960
-2折返1 日暮里駅→熊野前→江北6団地→加賀団地→加賀 9.470
-2折返2 日暮里駅←熊野前←江北6団地←加賀←加賀団地 9.580
王55 -2 池袋駅東口~王子駅~王子5~新豊橋~ハートアイランド東~新田1 8.806 8.646
-1 王子駅~王子5~新豊橋~ハートアイランド東~新田1 朝夕のみ 4.566 4.566
折返-2 王子駅→王子5→新豊橋→ハートアイランド東→新田2 ★深夜12 3.966
折返-1 王子駅→新豊橋→ハートアイランド東→新豊橋→王子駅 平朝夕のみ 6.566
折返-3 王子駅←新豊橋←ハートアイランド西 3.521
王57 赤羽駅東口~北車庫~王子5~王子駅~豊島5団地 6.590 6.540
折返-2 王子駅~豊島5団地 1.750 1.750
出入 北車庫~王子5~王子駅~豊島5団地 4.480 4.480
深夜02 池袋駅東口→西巣鴨→王子駅→豊島5団地 深夜のみ
折返 王子駅~豊島5団地 深夜のみ
深夜11 王子駅→王子5→新豊橋→ハートアイランド東→新田2 深夜のみ

基本データ

住所 〒115-0043 北区神谷3-10-6
開設期間
交通機関 バス:北車庫前(王57) 鉄道:[地下鉄]志茂
基本配置 旧基本車種:日産ディーゼル、旧合成音声機:クラリオン、旧次停留所機:クラリオン

沿革

年月日 できごと
S 3. 5 王電バス滝野川営業所が開所
S17. 2. 1 陸上交通事業調整法に基づいて一元化、東京市電気局滝野川自動車営業所となる
S19.11.19 戦災被害により、大塚自動車営業所滝野川分車庫に格下げ
S24. 3.30 復旧、滝野川自動車営業所に格上げ
S43. 3.31 トロリーバス廃止により昭和町派出所を廃止、代替で昭和町分車庫を開設
S55. 4. 4 滝野川営業所・昭和町分車庫を統合して移転改称、北自動車営業所とする

歴代所管一覧

年月日 所管開始時の区間 所管開始 所管終了 備考
9[1] 池袋駅東口~王子駅 S24. 3.30 S32. 1.11 →トロリーバス化
105 志村橋~東京駅北口 S24. 3.30 S24年度 →移管(大塚)
17[2]→東43 荒川土手~田端町 S24. 8. 1 運転中
116 川口駅~上野~東京駅八重洲口 S24.10. 1 S37 →移管(志村)
30[1] 駒込駅~御茶ノ水駅 S24.12.15 S25. 2.15 廃止
10→王40 王子駅~西新井駅 S25年度前半 運転中
31→王41 王子駅~野新田 S25.12.25 S53.10.31 →移管(志村)
4[2] 田端駅~熊野前 S26. 3. 1 S47. 7. 1 →移管(千住)
42 王子駅~東十条6 S27. 7. 5 S34.10.31 →移管(志村)
43 巣鴨駅~浅草雷門 S27. 7.10 S33. 9.17 →移管(大塚)
64 王子駅~板橋10 S29. 4. 1 S37 →移管(志村)
73→王45 王子駅~足立区役所 S34. 2. 1 S53.10.31 →移管(志村)
133 越谷駅~池袋駅東口 S36. 4.20 S45. 3.14 廃止
10乙→王40乙 王子駅~宮城循環 S41. 9.21 S63.10.30 →移管(練馬)
537乙 駒込駅~東京駅北口 S42.12.10 S44. 6. 8 廃止
603 池袋駅東口~亀戸駅 S43. 3.31 S46. 3.16 廃止
604→草64 池袋駅東口~浅草雷門 S46. 3.17 S57. 3.28 →移管(巣鴨)
王41 王子駅~新田1 S57. 3.29 運転中
王45 王子駅~足立区役所 S57. 3.29 運転中
王57 赤羽駅東口~豊島5団地 S57. 3.29 運転中
王40乙[2] 王子駅~豊島循環 S63.10.31 H19. 3.25 廃止
深夜02 王子駅~豊島5団地 S63.12. 5 運転中
王40丙 王子駅~宮城循環 H 3.11.29? 運転中
急行03 池袋駅東口~豊島5団地 H12.12.12 H15. 3.16 廃止
王46 王子駅~加賀団地 H15. 3.17 H20. 3.29 →移管(巣鴨)
王55 王子駅~ハートアイランド H16. 4. 1 運転中
深夜11 王子駅→新田2 H20. 3.31 運転中

営業所の歴史

 北営業所は、かつての滝野川営業所と昭和町分車庫を統合して昭和55年に誕生した営業所である。滝野川営業所は元をたどれば王子電軌のバス部門の営業所であり、かつての滝野川営業所の裏手にある都電荒川線と同じ経営母体だったが、昭和17年の陸上交通事業調整法でまとめて東京市の管理下におかれるようになった。同時に王子営業所も市の営業所となったが、こちらは戦中に廃止されている。
 戦後は城北の交通を担い続けてきた。復旧時代からの生え抜き系統として挙げられるのが、[10]・[17]・[31]の3兄弟である。昭和47年の新番号化ではそれぞれ[王40]・[東43]・[王41]と名を変えたが、今なお地元に強く密着して運行を続けている。それとは逆に、華の長距離路線である相互乗入系統をほとんど担当してこなかったのは興味深い。近くに大塚があり、また乗入系統専門担当と言える志村もあったために、役割分担があったのであろう。
 唯一、開通から廃止まで担当し続けた相互乗入系統としては[133]がある。池袋駅東口から[王40]の経路で西新井へ、それから谷塚まで東武線に並行し、国道4号を北上して越谷まで至る東武の路線を連結したもので、深夜急行並の25.6km(所要時間85分!)という長距離路線であった。開設当時は東武も大きく力を入れていたようだが、乗客が定着しなかったこともあって10年で廃止されてしまう。
 昭和町分車庫は昭和43年にトロリーバス廃止に伴い開設された車庫である。トロリー代替の[草64]などを受け持った。 昭和47年には都電の27系統の一部分、赤羽~王子が廃止され代替バスとして[王57]が開通、同時期に日産化学工業王子工場の跡地に豊島五丁目団地が建設され、操車所も設けられた。当時はバスの操車所を併設した団地は珍しかったらしい。大きな需要を、また大きな運行の拠点を手に入れて、ますますドル箱度に磨きがかかっていく。
 しかし、営業所は設備が老朽化し、特に昭和町は狭くて構内に車が出入りするのも大変であったようだ。結果、2つの車庫を統合することになり、昭和55年に神谷の地に新たに北営業所を開設した。本来はこの時点で使命を喪っていた志村も統合廃止する予定だったが、事情で2年遅れることになる。
 これ以降は路線の減少もなく、志村の併合時に巣鴨へ[草64]を放出した程度で、[王40乙]豊島循環の開設、深夜バスの開設、そして今年の[王46]の開通で足立区の北部に足を伸ばすなど、路線のバリエーションは増加している。今後とも城北の雄として活躍が続きそうだ。

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