担当営業所
臨海支所
運行区間・運行回数
系統・枝番 | 起点、経由地、終点 | 備考 | キロ程(往/復) | 平日 | 土曜 | 休日 | |||
→ | ← | → | ← | → | ← | ||||
錦22 | 臨海車庫~新田住宅~南砂町駅入口~東陽町駅~住吉駅~錦糸町駅 | 9.160km | 12 | 11 | 8 | 9 | 9 | 10 |
現在
年表
系統 | 年月日 | 営業所 | 距離 | 概要 |
錦22 | H17.4.1 | 臨海 | 9.160km | 錦糸町駅~東陽町駅~臨海車庫が開通、はとバスに運行を委託 |
路線概要
錦糸町駅・亀戸駅・森下駅発着の出入庫系統。墨田区から江戸川区南端近くまでを結び、荒川放水路を渡る清砂大橋はこの系統だけの独自区間となっている。
錦糸町駅発着の臨海所管系統の出入庫のために設定された系統だが、西葛西地区や発展が著しい南砂から錦糸町へ乗り換え無しで行ける便利な路線としても定着しつつある。
臨海車庫を出発し、西葛西駅手前までは[西葛20甲]と同じ経路をたどっていく。葛西中央通りを北上し中左近橋を渡り中葛西七丁目停留所の先の交差点で虹の広場通りへと左折。この道路はかつての海岸線だったそうだ。
西葛西駅を目前にして、清砂大橋通りへ左折する。左側に見えるのは江戸川区球場。ここから江東高齢者医療センター付近までが[錦22]の単独区間で、大部分は全長1317mの清砂大橋で占められる。
タワーマンションや商業施設が見えてくると南砂地区に入る。江東高齢者医療センター入口の近くには駅からはやや遠いショッピングセンター「SUNAMO」があり、そこへの買い物需要も少しあるようだ。
清砂大橋通りから永代通りへと名を変えて直進し、東陽町駅前の交差点を右折して、四ツ目通り上の[東22]錦糸町駅方面の停留所に停車する。
ここからは[東22]と同じく千田、住吉駅と進み錦糸町駅で終点となる。この区間は[東22]も参照のこと。
錦糸町駅の降車は午前9時までは四ツ目通り上の錦糸町駅前(降車専用)が終点となるが、それ以外の時間帯は錦糸町駅前(降車専用)を通過して錦糸町駅前ターミナルで降車扱いを行う。[東22]が四ツ目通り上の降車場に終日停車する(朝以外はターミナルの2回停車になる)のとは扱いが異なる。
歴史
はとバスへの運行委託は、主に赤字系統を対象としてコスト削減を図ろうとするものであり、委託営業所から遠い系統も移管対象となることがある。 [錦22]はその副産物といえる。
平成16年に日曹橋から南砂町駅入口を経由して西葛西駅南側までの永代通りの延長部分(現・清砂大橋通り)が開通したことで、荒川放水路を渡る交通事情は大幅に改善した。この恩恵も踏まえてか、平成17年に錦糸町駅発着の[錦11][東20]がはとバス委託(臨海移管)されることに伴い、出入庫系統として新設されたのが[錦22]である。出入庫系統ゆえ運転時間帯に偏りはあるが、西葛西や新田地区から錦糸町へ200円で乗換無しに出られるとあって乗客が定着、平成20年の改正では錦糸町駅~臨海車庫を余分に1往復する運用がいくつか現れ、1時間に1本は確保されるようになって利便性が上がった。平成27年度の乗客数は1,274人/日、営業係数は111とはとバス委託系統の中でも営業係数は上位につけている。今後のさらなる進化を期待したい。
東陽町駅二回停車
都営バスは同じ停留所で二回停車をすることはほとんどないが、[錦22]臨海車庫ゆきの東陽町駅前では、手前の四ツ目通り上の停留所が降車のみ、曲がった先の永代通り上が乗車のみと変則的な2回停車になっている。東陽町駅で降りたい乗客は、永代通り上に統一すると信号待ちでロスになるためのサービスなのだろう。それぞれ少し離れているので両方で正式に乗降扱いにしてもいい気がするが……。