都営バス資料館

門21

[門21]

担当営業所

臨海支所

運行区間

系統 区間 距離 備考
東大島駅~旧葛西橋~東陽7~東陽町駅~門前仲町 8.832/8.542km
東大島駅~旧葛西橋~東陽7~東陽町駅
南砂4住宅→東陽町駅
出入 船堀駅~宇喜田公園~西葛西駅~中葛西7~臨海車庫(臨海22)

年表

系統 年月日 営業所 距離 概要
門21 S63.6.8 深川 8.902/8.522km 東21の廃止代替で東大島駅~亀高橋~門前仲町が開通
門21 H2.7.21 深川・葛西 8.902/8.522km 葛西営業所との共管とする
門21 H5.3.31 葛西 8.902/8.522km 葛西営業所の単独所管とする
門21 H11.12.1 葛西 8.832/8.452km 東大島駅のバスターミナル移設のため一部経路変更
門21 H16.4.1 臨海 8.832/8.452km 臨海に移管、はとバスに運行を委託

路線概要

 東大島駅から江東区を東西に門前仲町まで結ぶ。主に葛西橋通りを走るが、途中で江東区役所・東陽町駅側に寄り道するのが特徴。昼間以外は東陽町駅で折り返す設定となっている。
[門21]の起点は系統番号が示す通り門前仲町であるが、門前仲町発着便は日中に少し走るのみで本数も少なくやや寂しい。
門前仲町は清澄通り上の停留所から発車し、深川一丁目交差点を右折して葛西橋通りを東へと向かう。[東22]や[都07]と異なり葛西橋通りを経由するのは冬木地区から江東区役所へのアクセスを担わせようという意図があるのだろう。

前方に木場公園が見えてくると三つ目通りへと右折し、木場駅・東陽町駅に立ち寄るように葛西橋通りから離れる。木場五丁目交差点を左折し木場駅前に停車し、永代通りを進み、東陽操車所を左手に見て次の信号を左折し東陽町駅前に到着する。[門21]の実質的な起点といえ、乗客も増える。江東区役所の前を通り、イースト21を左手に見ながら東陽六丁目交差点を右折し、再び葛西橋通りを東へと進んでいく。
東陽七丁目にはかつて豊住操車所があったが、今は定期借地権で自動車販売店になり、昔の名残はなくなった。小名木川貨物線の踏切を越えて、南砂六丁目交差点を左折し、仙台堀川公園にかかる緩やかな橋を渡る。以前は傾斜が急な太鼓橋で、低床車が走行すると床をこすってしまうこともあった。
亀高橋交差点で右折して清洲橋通りへ入り、旧葛西橋に停車。交差点の先で道幅は細くなり右へカーブする。荒川の土手の手前で交差点を左折し、番所橋通りへと入る。
近年、番所橋通り沿いにはマンションが増えており、バスの利用者も増えているようだ。東大島駅のロータリーに入るからという理由で[亀24]ではなく[門21]や [陽20]を選んで乗る乗客の姿も見られる。
都営新宿線の高架橋が見えてくるとバスは右折し、東大島駅で終点となる。

歴史

 昭和63年6月の有楽町線の全通時に開通した系統で、[東21](東京駅南口~銀座四丁目~門前仲町~北砂七丁目)の廃止の代わり、ということになっている。しかし[東21]との重複区間は少なく、亀高橋~東陽七丁目、木場四丁目~深川一丁目の葛西橋通りを中心とした区間は戦後初めてバスが通った区間であり、線形もジグザグで、江東区役所アクセスも兼ねていたのだろう。
 当初は[東21]を継いで深川の担当となり、東大島駅発71回、昼間は20分間隔未満と比較的多くの本数が確保されたが、大半は東陽町駅で折り返しており、門前仲町発着は日中18往復のみの設定だった。
 ところが、初年度の昭和63年度は2,021人/日、営業係数は191、赤字1億円超と23区内ワーストの営業係数となった。平成2年の改正で東大島駅~東陽町駅の本数を3割近く減らして適正化、さらに深川と葛西との共管となった。
 平成5年3月の改正では葛西に一本化された。このときは本数に変化がなく、葛西時代は出入庫の区間運転の整理を除けば大きな変化はなかった。平成16年からはとバス委託(臨海移管)となり、本数は当初は維持されたものの、平成18年、24年の改正で平日の本数が少しずつ削られており、終バスも繰り上がっている。葛西橋通り沿線も需要はないわけではないと思うが、近隣の本数の多い系統を使うということだろうか。平成27年度の乗客数は1,954人/日、営業係数は152と、相変わらず赤字模様だ。
 平成21年からは東大島駅~南砂五丁目団地で並行する兄弟系統[陽20](東陽町駅~東大島駅)が設定された。

出入庫あれこれ

 沿線に複数の操車所があったこともあり、深川担当時代は東大島駅・豊住操車所(東陽七丁目)・東陽操車所を使った休憩パターンがあった。そのため、出入庫として東陽七丁目~東大島駅・東陽町駅や、門前仲町~東陽操車所の設定があり、専用の方向幕も作られた。
 葛西移管後も始発時間帯は東陽七丁目→東陽町駅・東大島駅の設定や、最終のみ東陽町駅→東陽七丁目の運転が継続し、休日に1本のみ門前仲町→東陽操車所の設定も残っていた。これらも平成8年の改正で整理され、始発に東陽七丁目→東陽町駅・東大島駅が残るのみとなった。
 一方で、東陽町駅で運用終了後に[都07]名義で葛西車庫へ帰るものや、東陽町駅から境川まで回送し、そこで一旦休憩を挟んでから東大島駅まで回送して改めて営業に入る変り種運用が存在した。そのため、都市新バス専用車でもないのに[都07]の表示を出す姿や、都市新バス幕のない車では [錦14]表示を出す姿も長らく見られた。平成15年の境川操車所閉鎖後は、出入庫は[亀24]東大島駅~葛西車庫での運転が中心となった。
 平成16年の臨海移管後は既存の区間運転は姿を消し、始発に南砂四丁目住宅→東陽町駅が設定された。東陽七丁目始発の代替で、臨海車庫から葛西橋通りを回送して営業につく。専用の幕も用意されたが、前面は普通の表示と一緒となっている。

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