担当営業所
臨海支所
運行区間・運行回数
系統・枝番 | 起点、経由地、終点 | 備考 | キロ程(往/復) | 平日 | 土曜 | 休日 | |||
→ | ← | → | ← | → | ← | ||||
葛西24 | 船堀駅~宇喜田小学校~葛西駅~堀江団地~なぎさニュータウン | 6.440km | 54 | 53 | 58 | 56 | 48 | 46 | |
葛西24折返-1 | 船堀駅←宇喜田小学校←葛西駅←堀江団地 | 5.440km | 1 | 1 | |||||
葛西24折返-2 | 葛西駅~堀江団地~なぎさニュータウン | 2.690km | 5 | 5 |
年表
系統 | 年月日 | 営業所 | 距離 | 概要 |
葛西24 | S58.12.23 | 江戸川 | 2.760km | 葛西駅~なぎさニュータウンが開通 |
葛西24 | S59.11.13 | 江戸川 | 2.690km | 葛西駅ターミナルの変更による一部経路変更 |
葛西24 | S60.3.26 | 江戸川 | 6.440km | 船堀駅~葛西駅を延長 |
葛西24乙 | S61.3.26 | 江戸川 | 2.790km | 葛西駅~コーシャハイム南葛西を開設 |
葛西24 | S62.5.5 | 臨海 | 6.440km | 今井支所・江戸川営業所を臨海営業所へ新設統合、臨海へ移管 |
葛西24乙 | H11.6.23 | 臨海 | *** | 葛西21の開通により葛西駅~コーシャハイム南葛西を廃止 |
葛西24 | H16.3.29 | 江戸川 | *** | 江戸川に移管 |
葛西24 | H26.4.1 | 臨海 | *** | 臨海に移管、運行をはとバスに委託 |
路線概要
船堀駅から他の系統が通らなかった北葛西地区を経由して葛西駅に至り、そこから環七でなぎさニュータウンへと向かう。駅~団地型の路線でもあるため、ラッシュ時は葛西駅~なぎさニュータウンの折返も設定されて本数が比較的多い。
江戸川区南部の大規模団地、なぎさニュータウンと都営新宿線船堀駅を結ぶ。
なぎさニュータウンの操車所から発車したバスは、交差点を右折し西へと進み、堀江団地交差点で右折し環七を北上する。葛西駅までは[臨海28]も走り本数も多く、堀江団地停留所や総合レクリエーション公園前停留所から多くの乗客が乗ってくる。清砂大橋通りとの交差点を過ぎ、東西線の高架と歩道橋が見えてくると葛西駅前に到着。ここで多くの乗客が入れ替わる。
葛西駅前を出発したバスは長島町交差点手前で左折し葛西親水四季の道方面へと進む。この区間は僅かだが往復で経路が異なり、なぎさニュータウン方向は葛西駅前郵便局の前の道を走る。厳密な乗りつぶしの際には注意が必要だ。葛西親水四季の道は江戸川と中
川を結ぶ長島川を整備して作られた水路と遊歩道付の道路で、沿道にはユニークな彫刻が設置され、春になれば桜並木が美しい。
途中のY字路の右側を進み、細い道路を進みワイズマート中葛西店の先で葛西中央通りへ突き当たる。この交差点は信号がなく、路線バス以外右折禁止となっているため隣の信号を見つつ右折していく。
葛西中央通りを北上。途中の葛西郵便局停留所の付近にはそれらしき建物は見えないが、路地を1本裏手
に入ったところに葛西郵便局がある。
右手にコンビニエンスストアがある交差点を左折し、葛西くすのきカルチャーセンター入口交差点を右折。さらに新渡橋交差点を左折し、新川沿いの細い道を西へと、ジグザグした経路で進んでいく。葛西第二中学校停留所の先にある交差点で船堀街道へ右折し、都営新宿線の高架橋が見えてくると、船堀駅に到着である。
歴史
昭和58年12月に葛西駅~なぎさニュータウンを環七経由で結ぶ団地輸送系統として開業した。なぎさニュータウンの入居自体は昭和52年から始まっており、[葛西20](葛西駅~西葛西駅~なぎさニュータウン→[西葛20])や[亀29](亀戸駅~なぎさニュータウン)が走っていたが、当時は葛西駅以南の環七が未開通であり、葛西駅へ最短経路で直結する系統の開通が待たれていた。
昭和60年3月には葛西郵便局・宇喜田小学校を経由して船堀駅まで延長された。北葛西・中葛西地区のアクセス改善や、なぎさニュータウンから都営新宿線に乗客を誘導する意図もあったのだろう。葛西駅から葛西中央通りまでの区間は[葛西20]の葛西駅発着と同じ経路で、免許を活用したのか[葛西20]の撤退と入れ替わるように[葛西24]が通った。
葛西駅折り返しはラッシュ時を中心に残ったほか、[新小22](新小岩駅~葛西駅)の出入庫として[葛西24]名義で船堀駅(江戸川車庫)~葛西駅を運転する時刻表には記載のない出入庫便も見られたようだ。
さらに、東京都住宅供給公社(JKK)の賃貸住宅コーシャハイム南葛西の入居開始に対応して [葛西24乙]葛西駅~コーシャハイム南葛西も開業。なぎさニュータウン手前で分岐してすぐ終点となっていた。
昭和58年の開通当初は2,040人/日だった乗客数は、[葛西24乙]が開業した昭和60年度に4,027人/日、昭和61年度には6,020人/日と急成長する。本数も、開通当初は朝15分おき、昼は20分おきであったものが、平成に入ると朝7~8分おき、昼15分おき(葛西駅~なぎさ)と増えていった。[葛西24乙]は朝夕10分間隔、平日昼は30分間隔と通勤通学に特化したダイヤだった。
平成11年6月に、東葛西エリアを南北に走る道路が完成したことで、[葛西21](葛西駅~なぎさニュータウン~葛西臨海公園駅)が開通したことに伴い[葛西24乙]は廃止となった。これにより、[葛西24]本線から乗客が流出し、平成13年度の江戸川区の統計では3,900人/日に減少した。以降も本数が少しずつ削られており、平成27年度は3,017人/日、営業係数124とやや赤字が目立ち、[葛西21]の4,927人/日、営業係数88とは差をつけられている。
平成16年度の臨海はとバス委託時には直営(新)江戸川へと移管されたが、平成26年度からはとバス委託(臨海移管)となった。
堀江団地始発
長らく平日・土曜の始発は堀江団地発船堀駅行となっていた。LEDになってからは専用の始発表示も作られた。平成22年の改正で平日の始発はなぎさニュータウンの自治会の運動が実ってなぎさ発となったため、現在は土曜・休日に見られるのみとなっている。
葛西まつり迂回
10月に実施される「葛西まつり」では、葛西区民館付近の区間が通行止めとなるため、[葛西24]は葛西区民館・第六葛西小学校を休止し、江戸川車庫の前を通るように迂回する。
[葛西24]が直営臨海所管であった時期には臨海所管系統が葛西車庫の前を通る唯一の唯一の機会であり、江戸川所管の時期には江戸川所管系統が江戸川車庫の前を通る唯一の機会であった。