都営バス資料館

×台東01

[台東01]

担当営業所

南千住営業所

運行区間

系統 区間 距離 備考
二天門→浅草松屋→吉原大門→金杉通り→入谷駅入口→浅草警察署→二天門 7.400km

年表

系統 年月日 営業所 距離 概要
台東01  H13. 6.29 南千住 7.400km 二天門→金杉通り→二天門循環が開通、愛称は「めぐりん」
台東01  H14. 4. 1 南千住 *** 減便ダイヤを日曜から火曜に変更
台東01  H16. 4. 1 南千住 *** 日立自動車交通に運行元を変更、撤退

路線概要

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 台東区の北部を反時計回りに循環する系統。区のコミュニティバスとして開設され、運賃は100円。二天門が名義上の起終点ではあるが乗り通し可能で、始発・最終時間帯が二天門発着となっていた。
都営バスが初めて受託したコミュニティバス、それが台東区コミュニティバス「めぐりん」。二天門を起点に台東区内を循環する路線であった。
二天門を出発したバスは馬道通りを南へ。[都08]が停車する浅草松屋前に停車。浅草松屋に沿うように言問橋西交差点を回り続いて浅草松屋前。同一停留所に2回停車するため、浅草松屋前(西)と浅草松屋前(東)とそれぞれ名付けて区別していた。
ここからは進路を北に取り、[東42乙]と同経路で今戸一丁目停留所まで進み、今戸二丁目交差点を左折して今吉柳通りへ。すぐに右折して今戸老人福祉館前停留所に到着する。
さらにバスはしばらく北上し、清川一丁目付近で左折して今度は西へ進む。清川一丁目、と吉原大門と既存路線にも同一バス停名があるが、それらとは異なる場所に停留所が設けられていた。吉原大門からは土手通りを北上、三ノ輪方面へと進んでいくが。途中停留所も都営バスの停留所に併設された場所もある。三ノ輪二丁目の交差点でバスは左折して細い路地に入り、三ノ輪福祉センター前。といっても、実質的には三ノ輪福祉センター裏といった感じだ。
細い路地を抜け昭和通りを横断し金杉通りを鶯谷方向へ南下し、根岸三丁目の交差点を右折、根岸三丁目停留所の先にある交差点を左折して再び鶯谷方面へ南下。言問通りへ右折したら下谷二丁目停留所である。ここからは浅草方面へと進んでいくが、すぐに根岸一丁目交差点を左折し、再び三ノ輪方向へ向かい根岸三丁目の交差点を右折して入谷駅入口停留所である。多分鶯谷駅へのアクセスを考慮してこのような経路になったのだろう。ここからは金美館通りを浅草方向へ向かい、突き当たりを右折、千束三丁目の六叉路を小松橋通り方向へ進む。浅草警察署の角で右折し浅草観音堂裏交差点を左折、馬道交差点を右折して二天門に到着である。

歴史

 台東区の交通不便地域の改称を目指すべく、区が開設したコミュニティバス第一号。100円コミュニティバスは平成7年に武蔵野市で導入された「ムーバス」の成功を契機に各地で似たような路線が考案されたが、台東区は平成13年とかなり早い時点での滑り出しとなった。
地下鉄・東武・京成など駅は各地に点在するものの、交通が不便な地域も存在したため、その問題を解消するために導入された。運行当初は都営バスに運行を委託され、小型の専用車が3輛導入された。愛称は「めぐりん」。
 この設定は好評をもって迎えられた。区は第二路線として「南めぐりん」を平成16年4月に開業することになり、従来のめぐりんは「北めぐりん」と名乗ることになった。しかし、コストの関係もあったのか、南めぐりん開業の時期を契機として委託先事業者を日立自動車交通に変更し、都は運行から撤退することになった。平成18年には3番目の路線「東西めぐりん」も開業し、高齢者だけでなく、観光向けにも使われるなど幅広く利用されている。
 なお車輛も日立自動車交通に併せて移籍して経路を手直ししながら運行を続けており、初代の専用車は現在でも運行されている。

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