担当営業所
江戸川営業所
運行区間・運行回数
系統・枝番 | 起点、経由地、終点 | 備考 | キロ程(往/復) | 平日 | 土曜 | 休日 | |||
→ | ← | → | ← | → | ← | ||||
葛西21 | 葛西駅~東葛西9~コーシャハイム南葛西~葛西臨海公園駅 | 4.860/4.730km | 62 | 71 | 62 | 59 | 77 | 75 | |
葛西21折返-1 | 葛西駅~東葛西9~コーシャハイム南葛西 | 3.460/3.410km | 29 | 30 | 20 | 22 | 2 | 4 | |
錦25出入-2 | 江戸川車庫~葛西駅 | 0.960/0.880km | 2 | ||||||
葛西21-2 | 葛西駅→東葛西9→コーシャハイム南葛西→(環七)→葛西臨海公園駅 | 5.360km | 11 | ||||||
葛西21折返-2 | なぎさニュータウン→(環七)→葛西臨海公園駅(雨降り) | 2.880km | ** | ** | ** | ** | ** | ** |
年表
系統 | 年月日 | 営業所 | 距離 | 概要 |
葛西21 | H11. 6.23 | 臨海 | 4.860/ 4.730km | 葛西24乙・臨海28丙を統合、葛西駅~東葛西9~葛西臨海公園駅が開通 |
葛西21 | H16. 3.29 | 江戸川 | 4.860/ 4.730km | 江戸川に移管 |
葛西21-2 | R 2. 7. 1 | 江戸川 | 5.360km | 葛西駅→コーシャハイム南葛西→(環七)→葛西臨海公園駅を開設(平日朝) |
葛西21折返-2 | R 2. 7. 1 | 江戸川 | 2.880km | なぎさニュータウン→(環七)→葛西臨海公園駅(雨降り)を設定 |
路線概要
葛西駅から東西線と京葉線に囲まれた旧江戸川寄りの地域を南北に結ぶ。なぎさニュータウン・コーシャハイム南葛西を経て葛西臨海公園駅が終点となるが、コーシャハイム南葛西で折り返す便も朝夕を中心に多数運行されている。
葛西駅を出発すると「毎度都営バスをご利用頂き、ありがとうございます。このバスは東葛西九丁目・イトーヨーカドー、なぎさニュータウン経由…」と車内放送が流れる。だが、「イトーヨーカドー」は東葛西九丁目停留所の副名称であり、それをここまで強調して案内する放送は、都営バスの中ではおそらくこの路線だけだろう。
東葛西七丁目の交差点でバスは左折し、清砂通りを東へと進んでいく。片側3車線の広い通りだが、旧江戸川を渡る橋が未架橋で浦安市側に抜けることができないため、環七以東の通行量は多くない。ちなみに、[葛西21]の葛西駅方面は1本北側の道を経由するため、この区間は上下で通行する道路が異なる。
東葛西六丁目停留所の先にある交差点を右折し、東葛西地域を南北に貫通する名もない通りを南下していく。この道路の完成が[葛西21]の運行を可能とした。沿道にはスーパー銭湯や大型ホームセンターが立ち並ぶ。
そして東葛西九丁目停留所。副名称の通りまさにイトーヨーカドー葛西店の目の前にある。葛西駅との間には無料送迎バスが交通局により運行されているが、 [葛西21]も、なぎさニュータウンやコーシャハイム南葛西の住民の買い物の足をも担う。
南葛西第二小学校を過ぎ、左側に都営バスの操車場が見えてくると、なぎさニュータウン停留所。真っ直ぐ南下してもコーシャハイム南葛西に行けるのだが、いったん右折し南葛西会館前の交差点を再び左折する経路をたどる。これは[葛西21]の前身である[葛西24乙](葛西駅~環七~コーシャハイム南葛西)が南葛西会館前を経由していたことから、従前からの利用客への配慮したものであろう。
郵便局の前を右折し、並木道の中を走るとコーシャハイム南葛西。並木道を抜け突き当たりを左折し、都営臨海町5丁目アパートを回り込むようにして国道357号線(湾岸道路)の側道を進み、環七との交差点を左折しJR京葉線のガードをくぐると葛西臨海公園駅に到着である。
歴史
東京都住宅供給公社が造成したコーシャハイム南葛西は、なぎさニュータウンの南側にあり、堀江町の埋め立て地区の住宅群では最も南側に位置する。昭和61年に第一期が完成し、そこへのアクセスとして[葛西24乙](葛西駅~コーシャハイム南葛西)が開通した。
一方、昭和63年12月には葛西臨海公園駅開業に合わせて[新小29丙](葛西臨海公園駅~南葛西小学校~コーシャハイム南葛西)が開通した。ただし、朝夕に僅かに走るのみであり、平成3年11月にはR357から南葛西第三小学校を経由するルート(現在の[葛西21]と同様)に変更したものの、本数は相変わらず少なかった(平成6年に[臨海28丙]に系統番号変更)。
東葛西地区を環七に並行して南北に走る新道の開通を契機に、この2系統を統合する形で平成11年に誕生したのが[葛西21]葛西駅~コーシャハイム南葛西~葛西臨海公園駅である。開設当初は、[葛西24乙]と[新小29丙]の本数差を反映してか大部分が葛西駅~コーシャハイム南葛西の区間便で、葛西駅~葛西臨海公園駅の本線は平日朝夕と休日の日中運行で本数も少なかった。
当初からまとまった本数が設定されたが、平成18年春の改正で増便され、さらに平成23年春の改正で昼間は全便が葛西臨海公園駅まで通し運転するようにダイヤ構成が大きく変更となった。葛西臨海公園駅の利用者が年々増えているためと思われる。その後も平日は増便されるなど、増強策が取られている。
平成20年頃になって設定された雨の日ダイヤも特徴的で、前日15時発表の時点で翌日(平日)6~12時降水確率が50%以上の場合に朝ラッシュ時に臨時便を運行するもので、都営バスではいくつかの区間で運行されているが、コーシャハイム南葛西→葛西臨海公園駅という通常では存在しない運行区間となっている。古参の車が運用に入ることが多く、近年は専用のLED表示も用意されている。