都営バス資料館

新小21・×急行04・深夜12

[新小21][急行04][深夜12]←[63]←一部[22]

担当営業所

江戸川営業所

[新小21][急行04]←[63]←一部[22]

担当営業所

江戸川営業所

運行区間

系統 区間 距離 備考
新小21 西葛西駅~宇喜田~棒茅場~船堀駅~江戸川区役所~新小岩駅 8.03/7.77km
出入 西葛西駅~宇喜田~棒茅場~船堀駅
出入 船堀駅~江戸川区役所~新小岩駅
出入 東小松川車庫→江戸川区役所→新小岩駅
出入 船堀駅~東小松川車庫
深夜12 船堀駅~江戸川区役所~新小岩駅 4.39/ 4.13km 平日深夜

年表

系統 年月日 営業所 距離 概要
22丙 S38.11.1 江戸川 10.070km 新小岩駅~東小松川一丁目~棒茅場~宇喜田~浦安学校を開設
22丙 S40.6.5 江戸川 9.325km 浦安橋東詰~浦安学校を短縮
63 S43.2.1 江戸川 9.325km 63系統として独立
63 S44.4.15 江戸川 10.615km 新小岩駅~(旧)浦安終点に変更延長
63 S45.8.16 江戸川 10.875km (旧)浦安終点~(新)浦安終点に変更延長
63折 S45.8.16 江戸川 8.530km 新小岩駅~葛西駅を開設
新小21 S47.11.12 江戸川 *** 新系統番号化、新小21とする
新小21折 S48.11.1 江戸川 8.725km 葛西駅周辺で経路変更
新小21 S50.8.1 江戸川 11.690km 浦安発着便も葛西駅に寄るよう経路延長
新小21折 S50.8.1 江戸川 8.520km 葛西駅~葛西区民館で環七経由に経路変更
新小21 S53.11.1 江戸川 8.520km 葛西駅~浦安終点を短縮、折返を本系統に
新小21 S54.10.1 江戸川 7.770km 西葛西駅開業により新小岩駅~西葛西駅に変更短縮
新小21 S58.12.23 江戸川 7.770/8.030km 船堀駅開業により新小岩駅行きのみ船堀駅ターミナルに入るよう変更
新小21 S62.5.5 臨海 7.770/8.030km 今井・江戸川を臨海へ統合のため臨海へ移管
急行04 H12.12.12 臨海 7.520/6.990km 西葛西駅~新小岩駅が開通。途中停留所は宇喜田・船堀駅・京葉交差点・江戸川区役所
急行04 H15.3.17 臨海 *** 西葛西駅~新小岩駅を廃止
新小21 H16.3.28 江戸川 7.770/8.030km 江戸川に移管
深夜12 H28.4.1 江戸川 4.390/ 4.130km 船堀駅~新小岩駅を開設

路線概要

atozv_304 葛飾区にある新小岩駅から、江戸川区役所前、船堀駅を経由し西葛西駅へと江戸川区西側を縦断する、文字通りの「たてバス」路線。全線でこまめに乗客が入れ替わり、常に活気あふれる幹線である。
 新小岩駅~西葛西駅の通し運転が基本だが、出入庫で双方からの船堀駅発着が運転されている。
新小岩駅前を出発すると平和橋通り、正式名称都道308号千住小松川葛西沖線を南下する。
この平和橋通りは荒川放水路東岸を南北方向に貫く数少ない道であるが片側1車線の区間が多く、走行速度が上がりにくい。
松島三丁目を過ぎるとバスは江戸川区へ入り、小松川境川親水公園の看板が見えてくると八蔵橋(はちぞうばし)交差点にさしかかる。ここから京葉交差点までは国道14号線千葉街道との二重戸籍区間になる。
交差点を過ぎるとほどなくバスは江戸川区役所前に到着する。江戸川区役所へのアクセスはもっぱら路線バスが命綱で、乗降も激しい。バス停もバスロケーションシステムと上屋を完備したものになっている。
 京葉交差点で京葉道路と交差し、さらに南下、通りの名称もこの付近から船堀街道へと変わる。
東小松川一丁目を過ぎ、首都高速7号小松川線をくぐるとと、新小岩駅から併走してきた[新小22]と分かれる。松江第一中学校前停留所を過ぎたあたり、進行方向右側に野球の練習グラウンドが見えるが、その奥に東小松川分駐所がある。[新小21]は多くが東小松川分駐所の担当となっている。
 都営新宿線の高架が見えてくると船堀駅に到着。もっとも駅改札口に近い場所にバス停が設けられ、降雨時でも雨に濡れずに乗り換えることが可能である。新小岩駅行きも一旦構内に入るため横断歩道を渡る必要がない。
 さらにバスは船堀街道を進み、船堀小学校前停留所の先で[錦25]と別れ、新川にかかる宇喜田橋を渡る。このまま直進すると思いきや、渡ったすぐの交差点を右折し、棒茅場通りへと進入、古くからの集落といった感じへと沿道風景は一変する。
 停留所名も七軒町、棒茅場など、昔ながらといった雰囲気の名が続く。ところが、棒茅場ではラッシュ時に通勤客の乗降が案外激しかったりする。バス通りからはうかがい知れないが、すぐ近くに第一三共RDノバーレ株式会社の本社があるためである。この付近に
アパートを借りて居住する研究員も多いという。棒茅場停留所の副名称は古くから「第一製薬前」であった。
 小島停留所から先は(旧)葛西橋からの道だった区間となる。行船公園近くの交差点から再び船堀街道を南下するが、西葛西二丁目の交差点で再び狭い道へと左折、この道路を走り抜けると終点の西葛西駅に到着である。

歴史

 新小岩駅から西葛西駅を結ぶ幹線として君臨している系統であるが、もともとは昭和38年11月の開設当時は[22](→[新小22])の枝系統として[22丙](新小岩駅~棒茅場~浦安学校)が開通した。これは葛西橋の架け替えにより、旧橋時代は通っていた小島~宇喜田の部分にバスが通らなくなることの措置だろう。小島から北側の棒茅場方面は、戦前は葛飾乗合により葛西橋~今井が運行されており、昭和17年の陸上交通調整により東京市に引き継がれたが休止状態で、道路が狭いとして戦後も復活せず免許を廃止した区間だった。
 その後、昭和43年に[22乙]新小岩駅~安楽寺~浦安学校は廃止され、人家の多い[22丙]のルートに一本化され、[63]として独立した。なお、浦安乗り入れについては他系統も合せて別途コラムを参照のこと。
 葛西橋通り・船堀街道沿線から新小岩駅に運ぶという役割を担っていたが、昭和44年に東西線が開業すると、葛西区民館から葛西駅で終点となる枝系統が誕生した。この時点では本線は葛西駅に寄らなかったものの、葛西駅周辺の発展に伴い、昭和50年8月に全便が葛西駅に立ち寄るように変更した。
この時点で葛西駅を乗り通す需要は著しく減っていたということか、昭和53年11月の改編で全便が葛西駅止まりに短縮となり、さらに昭和54年10月の西葛西駅開業時に西葛西駅発着に変更された。宇喜田~西葛西駅は新たに作られた道路経由で駅に乗り入れるようになった。このときに今の路線の姿が完成したと言える。
 昭和58年12月に都営新宿線が船堀まで延伸されると、[新小21]の1日あたりの乗客数は15,100人(昭和57年度)から13,600人(昭和59年度)へと1割程度減少したが、鉄道と交差する方向だからか、西葛西駅・船堀駅周辺の発展につれて平成に入ると乗客数が再び増加に転じた。
 平成初期は8番目の都市新バスの座を[里23](錦糸町駅~日暮里駅)と争っていたようだ。平成12年には急行も誕生(後述)したが、残念ながらこちらは数年で廃止となってしまった。泣き所は片側1車線の区間が多く渋滞に巻き込まれやすいことや、昼間10分間隔というもう一歩本数が欲しいところだろうか。

急行04

 平成12年12月の大江戸線改編の一環で誕生した急行系統の一つである。ラピッドバスという名で、途中は江戸川区役所・京葉交差点・船堀駅・宇喜田のみ停車し。船堀駅~宇喜田は船堀街道を直進し、久々にこの区間の一般系統復活となった(途中停留所はなし)。意欲的な設定であったが、さほどの速達効果がなかったのか利用は定着せず、平成15年3月に廃止されてしまった。平日朝夕のみの設定だったが、むしろ土曜休日の設定でも良かったのかもしれない。

リフトバス

 平成6年初頭に臨海営業所に超低床リフトバス(リフトつきワンステップバス)が登場し、[新小21]で運用を開始した。ほとんどの停留所ではリフトによる車椅子乗降が可能だったが、船堀駅~宇喜田の道路では歩道が狭い停留所も多く、「この停留所ではリフトは使えません」といった看板が運行開始時に並んだ。

棒茅場

「ぼうしば」と読む。都営バスの中でもかなりの難読停留所名と言える。東京35区成立前の葛西村には大字西宇喜田字棒芦場という地名が見えるが、これが由来だろう。水辺の湿地帯だったことが想像できる。近隣の小島・七軒町・六軒町と合わせ、かつての地名をバス停に採用しているが、他はいずれも小字の名の由来でもなく、近隣で呼んでいた地名が採用されたのかもしれない。

出入庫

 かつての(旧)江戸川営業所管轄時代は路線の中央に車庫があり、出入庫は両方から運転されていた。船堀駅開業後は船堀駅発着が中心になったものの江戸川車庫に隣接だったため実態は変わらず、臨海への移転後も車庫跡が船堀分駐所として残ったため、引き続き多くの本数が設定されていた。
 東小松川車庫への移転後は、新小岩駅・西葛西駅から船堀駅ゆきとして運転後、船堀駅発東小松川車庫ゆきとして短区間を営業運転している。
 出庫も基本的に同様だが、始発時間帯に東小松川車庫から左折で船堀街道に出て新小岩駅まで直通で営業する便もある。平成16年10月改正で姿を現したが、配布路線図には東小松川車庫のことは記載されておらず、幻の存在とも言える。新小岩駅到着後は[新小22]になるようだ。また、平成25年4月改正から休日早朝の1本だけ松江第一中学校始発の便が誕生した。どうやら、東小松川車庫と江戸川車庫のいずれからの回送出庫でも対応するための運用らしいが、不思議な存在と言える。 

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