都営バス資料館

×東01

[東01]

担当営業所

品川営業所

運行区間

系統 区間 距離 備考
東京駅北口~日比谷~警視庁~虎ノ門~新橋駅 4.260/ 3.380km 平土

年表

系統 年月日 営業所 距離 概要
東01  S49. 2.25 品川 4.260/ 3.880km 東京駅北口~新橋駅が開通。ミニバス専用車体。
東01  S55. 8.27 品川 4.260/ 3.880km 警視庁~虎ノ門で、フリー乗降制を採用
東01  S58. 8.22 品川  *** 東京駅北口~新橋駅を廃止

路線概要

atoza_107  東京駅北口から日比谷・霞ヶ関・虎の門のビジネス街を回り、新橋駅に到着する。東京駅北口を発着したのが面白いが、丸の内地区各地へのアクセスも考慮したのだろう。北口発車後は東京駅の駅舎に沿って南口に停車する。現在の南口ターミナルではなく、丸の内南口前のはとバス案内所付近に停車していた。そこから都庁(現国際フォーラム)・数寄屋橋までは今の都バス路線と同じように南下し、晴海通りを右折して桜田門まで進み、そこから虎の門まで南下する。なお、警視庁・運輸省建設省(現国土交通省)・自治省(現総務省)の入る一角は往復で経路が異なっていた。虎の門からは外堀通りを直進し、新橋駅で終点となる。新橋駅の折り返しは現在の[橋63](新橋駅~小滝橋車庫、小滝橋の項を参照)の逆回りで、現在のコナカのあるビルを小さく一周して折り返していた。

歴史

 昭和49年に開通した。ミニバスとは、自家用車のような性質を持ち、小型車で運行し、停留所間隔を短くしたりフリー乗降区間を設けたりしてより利便性を高めたものである。自家用車やタクシーが使われることの多い業務交通を公共交通に吸収し、官庁街・ビジネス街を連絡するという目的をもって東京駅北口~南口~日比谷~警視庁~虎ノ門~新橋駅というルートで開業した。官庁街連絡としては昭和41年まで存在した[62][63]系統(東京駅~四谷駅循環など)があるが、これはもっと短い路線で、しかも小型車専用での運行であった。
 ルート選定はなかなか面白いものであったと思う。交通局は3,500人/日の利用を見込んで、4分~6分間隔という高頻度で走らせていた。しかし現実は厳しく、見込みの半分しか乗らず、すぐに三分の一に落ち込んでしまった。車高の関係で座席定員制(13人)だったため、立ち席の利用ができなかったことや。既存の停留所を流用したため、停留所間隔が一般の系統と同じといった弱点があったためである。
 これに交通局も何らかの対策を打たなくてはならないということで、昭和55年8月にリニューアルを行った。具体的には、以下の通りである。
・警視庁~虎ノ門をフリー降車とする
・一部停留所の位置は利便性を高めるために変更
・新車を導入し、定員を座席15人+立席4人とする

これらの施策により、乗客数も多少上向いてきた。しかし、これも一過性のもので、昭和56年度から連続で全路線中の営業収支が最悪値という不名誉な成績を出してしまう。大赤字の青梅地区の系統よりも収支が悪く、たとえば昭和57年度で見ると、支出の2億 4137万円に対し、収入はわずかに9995万円となっており、営業係数は実に241である。結局地下鉄が縦横に走っていて廃止による影響も少ないと考えられた結果、昭和58年にあっけなく廃止されていまった。考えだけ見ると今日隆盛のコミュニティバスや100円バス、そして丸の内を循環する丸の内シャトルと似通った部分もあり、この路線は時代が早すぎたのかもしれない。
 ちなみに、フリー乗降区間に入ると専用の官庁案内が入り、ブザーが押され次第近くの安全に降車するようになっていたようである。

atoza_109 atoza_111 ▲交通局のチラシ

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