担当営業所
早稲田営業所
運行区間・運行回数
系統・枝番 | 起点、経由地、終点 | 備考 | キロ程(往/復) | 平日 | 土曜 | 休日 | |||
→ | ← | → | ← | → | ← | ||||
上58 | 早稲田~江戸川橋~護国寺~動坂下~根津駅~上野松坂屋 | 8.645/8.755km | 97 | 100 | 90 | 91 | 83 | 84 |
現在
年表
系統 | 年月日 | 営業所 | 距離 | 概要 |
520 | S46. 3.18 | 戸山 | 10.375/ 9.796km | 都電20系統(江戸川橋~須田町)の代替で早稲田~須田町が開通 |
520折1 | S46. 3.18 | 戸山 | 8.645/ 8.775km | 早稲田~上野広小路を開設 |
520折2 | S46. 3.18 | 戸山 | 4.955km | 早稲田~動坂下~駒込駅を開設 |
520 | S46.12. 1 | 早稲田 | 10.375/ 9.796km | 戸山支所の廃止により早稲田営業所に移管 |
上58 | S47.11.12 | *** | 新系統番号化、上58とする | |
上58 | S51. 3. 1 | 早稲田 | 8.645/ 8.775km | 上野広小路~須田町を短縮、折返1を本系統に |
上58折2 | S51. 3. 1 | 早稲田 | *** | 早稲田~駒込駅を廃止 |
上58 | S57 .4. 1 | 早稲田 | 8.645/ 8.775km | 終点停留所名を上野広小路から上野松坂屋に変更 |
上58 | H 9. 7.22 | 早稲田 | 9.511/ 9.545km | 上野駅前の区画整理で平日昼間のみ早稲田~上野駅に変更延長 |
上58 | H15. 1.14 | 早稲田 | 8.645/ 8.775km | 上野駅発着を廃止、早稲田・リーガロイヤルホテル~上野松坂屋に短縮 |
路線概要
早稲田車庫構内から出てきたバスは新目白通りを横断して始発停留所にバスをつけ、東へ向け出発する。江戸川橋までは上野エリアへ向かう[上69]と併走しているからか乗車してくる客は少ない。この路線にとってはある意味助走区間のようなものだろうか。
江戸川橋交差点を左折し、目白通りそして音羽通りへ入ってからがこの路線の本領である。神田川に架かる江戸川橋を渡ると江戸川橋停留所に停まり、[白61]との乗り換え客の姿も見られる。護国寺正門前までの音羽通り区間の沿線には学校が多く、登下校時に[上58]を利用する生徒も多いという。講談社の建物を左に見て、護国寺の正門前交差点を右折して不忍通りへ。
道路は富士見坂を登り白鷺坂を下る。そして猫又坂を登るとしばらくは平坦な道が続いていく。このように、この付近の不忍通りは雑司が谷台地(護国寺台地)・小日向台地・白山台地・本郷台地を横切っており、それぞれの台地の縁は大昔の浸食によって谷間が形成されており起伏に富んだ地形となる。それ故に道路は坂道の上り下りのくり返しという環境からか、[上58]をあたかも斜行エレベーターのように1~2停留所だけ利用する客の姿もちらほら見受けられる。拡幅工事が進んでいることで以前ほど流れが悪くなる様子も見られず、定時運行にも寄与している。
上富士前停留所を過ぎ、明神坂を下った本駒込5丁目停留所のそばに 都営住宅と文京区立本駒込図書館がある。この敷地は都電の神明町車庫があった場所で、敷地内にある神明都電車庫跡公園にはモニュメントとして都電6000形6023号車と、貨物車の乙2号が野外展示されている
道灌山下停留所を過ぎると、谷根千エリアへ。江戸川乱歩の小説で有名になった団子坂下を過ぎると、ツツジで有名な根津神社が車窓に見えてくる。毎年5月のツツジ祭りが開催される時期ともなるといつもよりも利用客が増える。
根津駅前を過ぎ、不忍池が見えてくるとまもなく上野。池之端1丁目交差点を直進し、春日通りとの交差点を過ぎた次の角を左折して細い路地へ。松坂屋百貨店が見えてくると右折して中央通り上にある上野松坂屋(上野御徒町駅前)に到着である。根津駅からは[上60][上26]とも並走するが、これらが不忍池沿いに上野公園で終点になるのに対し、[上58]は天神下を直進し、黒門小学校の裏手を通って松坂屋前を終点とする。
そして、ここまで読んでお気づきになった方もいるだろう。都営バスでは中距離の部類に入る路線であるが、起終点はおろか、途中でもJR線の駅とは一切接したり交差したりがないという、山手線エリアでは特異な路線である。