担当営業所
新宿営業所
運行区間
系統 | 区間 | 距離 | 備考 |
本 | 新宿駅~四谷見附~日比谷~東京駅乗車口 | 8.126km |
年表
系統 | 年月日 | 営業所 | 距離 | 概要 |
3 | S21. 3.15 | 新宿 | 8.126km | 新宿駅~東京駅乗車口が開通 |
3 | S21. 8.20 | 新宿 | *** | 新宿駅~東京駅乗車口を廃止、出入庫系統として区間は存続 |
路線概要
新宿駅(東口)から東京駅乗車口(丸の内南口)を四谷見附・日比谷・有楽町駅経由で結ぶ。新宿車庫が新宿駅東口のすぐそばにあったことから、この系統も新宿駅(東口)を起終点とした。
歴史
昭和21年3月の戦後初の増強改編で誕生した系統である。戦災と燃料不足によって、都営バスはほとんどの区間で運行を休止していたが、まずは需要の高いところから順次復旧することになった。
しかし、この系統は当初から都電と並行しており、バスならではの路線とは言い難い。むしろ、同時に運転されていた新宿持ちの[18](東京駅乗車口~月島→[東18])の出入庫としての性格が強かったと思われる。
結局、わずか5ヶ月後の昭和21年8月に、他系統に輸送力を回すという名目で一般系統としては廃止され、出入庫専用となった。もっとも、区間自体は昭和22年2月にトレーラーバスで長大な輸送力を確保した[102](荻窪駅~新宿駅西口~東京駅乗車口→[東75])が開通したことで、一般系統が再び走るようになった。
東京駅南口から日本橋・月島方面の一般系統は新宿が所管していたため、新宿の出入庫としてはその後も走り続け、新宿車庫の西新宿への移転後は、新宿車庫~東京駅南口という出入庫系統が走っていた。[18](東京駅南口~新佃島~門前仲町)、[24](東京駅南口~浜町循環、後述)、[38](東京駅南口~勝どき五丁目→[東16](旧))といった系統を所管していたが、昭和43年に深川営業所が完成したことで[18][38]は深川移管、昭和45年には[24]も廃止されたことで、出入庫の存在意義がなくなり、この時期までには運行がなくなったと思われる。昭和47年の都の告示では、新宿車庫~東京駅南口という区間自体は残っているものの、本線の系統がなかったことを考えると実際の運行はなかったと考えるのが自然だろう。