担当営業所
江東営業所
運行区間
系統 | 区間 | 距離 | 備考 |
本 | 亀戸駅~北砂町1 | 2.010km |
年表
系統 | 年月日 | 営業所 | 距離 | 概要 |
66 | S29.10. 2 | 江東 | 2.010km | 亀戸駅~北砂町1が開通 |
66 | S39. 5.15 | 江東 | *** | 亀戸駅~北砂町1を廃止 |
路線概要
亀戸駅から明治通りを南下して北砂町一丁目で終点となるという、全長2km程度の短い路線である。途中はノンストップで、一般向けの路線図では存在自体を無視されることが普通であった。本数も通勤時間帯のみ僅かに運転であり、かなりマイナーな存在だった。
歴史
昭和29年に開業した。当時、北砂町一丁目を名乗る停留所は二か所あり、明治通り上の現北砂三丁目と、そこから西に進んで清洲橋通り上にある現北砂一丁目の二か所である。明治通り上の進開橋付近だとすると、亀戸駅からは1.4km程度しかない。そこから西に小名木川沿いに進み、北砂小学校の脇を通って清洲橋通りに抜けると2.0km程度となるが、当時の路線図では明治通り上が終点のように描かれており、実際のところはよく分からない。
進開橋近辺の明治通り沿いには小名木川貨物駅(現アリオ北砂)、日本製粉や製鋼所といった工場が、また小名木川駅西側の現砂町小学校は東京ガスの砂町工場があった。並行して都電も頻発しており、昭和35年の乗降客調査では、2往復のみ運転で亀戸駅発は8時台のみとなっていることからも、工場への通勤対応として運転されたものと思われる。一般向けの路線図にはほとんど記載がないことからも、一般旅客の乗るような系統ではなかったということだろう。
しかし、10年後の昭和39年5月には廃止されてしまった。通勤路線としてならもっと後まで残っても良さそうな気がするが、工場の閉鎖でもあったのだろうか。