担当営業所
品川営業所
運行区間
系統 | 区間 | 距離 | 備考 |
本 | 品川駅東口~天王洲橋~青物横丁~大井町駅西口 | 5.225km | |
系統 | 年月日 | 営業所 | 距離 |
年表
系統 | 年月日 | 営業所 | 距離 | 概要 |
品95 | S53. 7.20 | 品川 | *** | 品98と統合、品川駅東口~大井町駅西口を廃止 |
路線概要
品川駅東口を出ると天王洲橋まで旧海岸通りを南下し、天王洲橋停留所で新東海橋を左折。現在の天王洲アイルを右折し、東品川橋を渡り敬老会館(現・東品川シルバーセンター)まで南下。そこから北埠頭橋から八潮高校・青物横丁を経由して大井町駅を終点とした。今で言えば品川駅東口~天王洲アイル~品川シーサイド~大井町駅を結ぶような感じである。大井町駅はまだ東口の側のロータリーが未整備で、[品94]と同じように商店街を進み、東急側のロータリーを終点としていた。なお、青物横丁付近の一方通行指定の都合で、大井町駅方面は品川警察署側に大回りしていた。
歴史
バラエティ豊かな系統が走る東品川・大井界隈だが、この系統がその昔に走っていたことは系統番号も含めあまり知られておらず、マイナーな存在である。[品95]は昭和48年2月に開通した系統で、[浜95](大井競馬場~東京タワー:当時)が天王洲橋以南から撤退し、品川車庫止まりとなるのと引き換えになった。
海岸通りから外れた新東海橋~東品川敬老会館の区間や、大井町駅~青物横丁~専売公社(現都立八潮高校)は今までバスが走っていなかったところで、新たな需要を求めて路線を引いてみたのだろう。
昭和53年7月に、[品98]と[品95]、無番系統が統合される形で、今の大田市場経由で大きく路線が伸び、[品98]品川駅東口~大井埠頭~大井町駅東口という長大路線に進化した。同時に、東口ターミナルの完成により、大井町駅東口発着に変更された。
[品95]はわずか5年の命だったが、路線の大部分は[品98]に継承され、品川駅へのアクセスも既に[品93](目黒駅~大井競馬場)があったために問題ないと判断されたのであろう。
現在でも経路自体は[井96](大井町駅東口~天王洲アイル)が大部分を継承しており、また大井町駅~都立八潮高校は[井92]等多くのバスが走る区間に成長した。これらの土台になった系統として、記憶にとどめておきたい。