担当営業所
品川営業所
運行区間
系統 | 区間 | 距離 | 備考 |
本 | 大森駅~大井競馬場~天王洲橋~品川駅東口 | 6.556/ 5.956km |
年表
系統 | 年月日 | 営業所 | 距離 | 概要 |
134 | S38. 4. 1 | 品川 | 6.586/ 6.086km | 大森駅~鈴ヶ森~新浜川橋~天王洲橋~品川駅東口が開通、京急と相互乗入 |
134 | S41. 1. 1 | 品川 | 6.556/ 5.956km | 鈴ヶ森経由から大森海岸・大井競馬場経由に変更 |
134 | S44.10.26 | 品川 | *** | 大森駅~品川駅東口を廃止 |
路線概要
品川駅と大森駅を東品川・大井競馬場経由で結んでいた。京浜急行との共同運行路線である。
同じ区間を結ぶルートは東急バスの[品94](品川駅~蒲田駅)があるが、海側は大井町駅を境に北は都営バスのエリア、南側は京急バスのエリアで分断されている。この2つのエリアを結ぶように走っていたのが、京急と相互乗り入れをしていた134系統であった。基本は品川駅東口から旧海岸通りを[品93]と同じように天王洲橋・東品川と南下し、鮫洲試験場から先は2ルート存在した。開通当初は新浜川橋から先、しながわ区民公園・鈴ヶ森・いすゞ病院を経由して大森駅に至っていたが、後に大井競馬場から大森海岸を経由するという、現在の競馬臨時バスと同じルートへと変更されている。
歴史
昭和38年に新たに開通した系統である。ふたつのエリアをつなぐことや、京急の品川駅東口への乗り入れ等の野望もあったのかもしれない。基本的には今あっても結構便利そうなルートなのだが、本数が少ない・エリアをまたぐ流動が少ない、というのが問題だったようだ。事実、本数は2社合わせて一日に28回(昭和40・44年同じ)で終日30分間隔。さらに大森~新浜川橋・勝島~品川駅という流動が多く、大井競馬場前後でまたいで移動する客は多くない。統計を見ると、そもそも乗客自体が少ないのである。
可能性はあるルートだったが、結局この路線は定着せず、わずか6年半で廃止されてしまう。今の都営と京急の路線網で十分、ということだろうか。